貴乃花親方期待の秘蔵っこ、東十両13枚目・佐藤(19歳) スポーツ人間模様

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日本一多い名字といえば“佐藤”さん。

日本相撲協会には約580人の力士がいますが、大相撲で“佐藤”と言えば、新十両で5戦5勝と奮闘中の東十両13枚目・貴乃花部屋の“佐藤”。
本名が“佐藤貴信”。
父、一哉さんが、「男に生まれたからには、天下を獲れ」と、横綱貴乃花と織田信長からそれぞれ1字を取ったものだそう。貴乃花親方が育てた日本人関取第1号となりました。

「自分は、相撲道はもちろん、貴乃花道を突き進みたい。」

親方に心酔しているのですから、かわいくないわけがありません。
でも、貴乃花親方は、あえて厳しく接している。

当初、“佐藤”は十両昇進と同時にしこ名をもらえると思っていた。
実際、親方はすでに決めている様子。
ただ、初土俵から約1年半で関取に駆けあがった素質を、さらに引き出すため、幕内力士になるまでお預けとしたのです。

十両で現在、人気を集めているのは宇良。
居反りなどの珍しい技を得意にしている。
対する佐藤は173センチ・157キロと決して、体形が恵まれているわけではありません。

この新十両同士の対戦が3日目に組まれました。

2人は4学年の差がありますが、アマチュア時代からのライバル。
佐藤は報徳学園中時代、あまりの強さにけいこ相手がいない。
そこで、より強い相手を求め、関学大まで自転車で出げいこに行って、宇良にけいこをつけてもらったというわけです。
今場所の結果は、佐藤が押し倒しで圧勝。
今場所の目標を「優勝。できれば全勝したいです。」と語りました。

兵庫県芦屋市出身。
幼少時代は空手を習っていましたが、小学3年生で初めて出場した相撲大会で優勝。
「相撲でご飯を食べていく」と語り、お父さんを喜ばしたそうです。
何しろ、貴乃花部屋の後援会、サポーターズクラブに入会しているほどで、年に1度開催される、キッズの相撲教室へ参加。
小学5年生で、「いいしこを踏む。絶対に強くなる」と激励され、ますますプロの力士を目指すことに拍車がかかります。
中学卒業後は、埼玉栄高のアスリートコースへ。
高校の全国大会で7タイトルを獲得しました。
3年在学中の9月、正式に貴ノ花部屋へ入門しましたが、高校中退ではなく、通学しながらです。
「24時間、相撲のことばかりを考えている」という佐藤。

関取になっても新弟子時代同様に午前5時30分起床~午後9時30分就寝というサイクルは変わりません。
場所中でも、部屋のけいこが始まると同時に土俵で汗を流しています。
ちなみに、スタイルは正攻法。
東十両13枚目“佐藤”。楽しみです!

(原文)青木政司

5月13日(金) 高嶋ひでたけのあさラジ!「スポーツ人間模様」