しゃベルシネマ

アメリカとメキシコの国境付近で今何が起きている?【しゃベルシネマ by 八雲ふみね・第199回】

さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

今回は、5月5日から公開の『ノー・エスケープ 自由への国境』を掘り起こします。

なぜ狙われるのか?!  緊迫の88分サバイバル・エンタテインメント

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メキシコとアメリカの間に広がる、砂漠の国境地帯。
モイセスと15人の不法移民たちが、その“見えない壁”を超えようとしていた。
そこへ突如、どこからか銃弾が撃ち込まれ、仲間のひとりが犠牲になってしまう。
銃撃者の正体は分からない。

摂氏50℃、水なし、武器なし、通信手段なし。
過酷な状況で“自由の国”を目指す彼らは、命がけの逃走劇を繰り広げる…。

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「アメリカとメキシコの国境に壁を作る」。
世界中に物議を醸した大統領令によって一躍注目を集めることになった国境の砂漠地帯が、『ノー・エスケープ 自由への国境』の舞台。

この緊迫の闘争劇は、アカデミー賞外国語映画賞のメキシコ代表作品に選出され、トロント国際映画祭では国際批評家連盟賞を受賞。
世界中の映画ファンから注目を集めた本作が、いよいよ日本でも公開となります。

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監督・脚本・編集・製作を務めたホナス・キュラソンは、父であるアルフォンソ・キュラソン監督の『ゼロ・グラビティ』でも脚本を手がけた逸材。
移民の体験談をスクリーンに描くために準備に準備を重ね、独自の緊張感と疾走感を持つサバイバル・サスペンスとして昇華させました。

主演は『バベル』などメキシコ映画界随一の人気俳優、ガエル・ガルシア・ベルナル。
ホナス監督が脚本執筆時から本作への出演を熱望していた彼は、プロデューサーとしても名を連ねています。

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決して政治的な主張を声高にしているわけではなく、あくまでもアクションとサスペンスに焦点を当ててドラマを紡いでいます。
それだけに、“国境付近で実は何が行われているのか”がダイレクトに伝わってきて、これまた背中がゾクッ。
本作の構想が浮かんだのは8年前というのにもかかわらず、タイムリーさを感じずにはいられない。
まさに“いま観るべき”映画です。

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ノー・エスケープ 自由への国境
2017年5月5日からTOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー
監督:ホナス・キュラソン
出演:ガエル・ガルシア・ベルナル、ジェフリー・ディーン・モーガン、アロンドラ・イダルゴ、ディエゴ・カターニョ・エリソンド、マルコ・ペレス、オスカル・フローレス、ダビド・ロレンソ ほか
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公式サイト http://desierto.asmik-ace.co.jp/

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