北朝鮮ミサイル発射失敗~25日の創建記念日にも再発射の可能性 高嶋ひでたけのあさラジ

4/17(月)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!③

北朝鮮の弾道ミサイル今回は空中爆発
7:10~やじうまニュースネットワーク:コメンテーター須田慎一郎(ジャーナリスト)

北朝鮮の軍事パレードに登場した新型ICBM用の可能性がある片側8輪の発射管付き車両=20170415平壌 写真提供:共同通信社

北朝鮮の軍事パレードに登場した新型ICBM用の可能性がある片側8輪の発射管付き車両=20170415平壌 写真提供:共同通信社


発射したのは中距離弾道ミサイル

北朝鮮が、故金日成主席生誕105年の翌日となったきのう朝、ミサイルを発射しました。ミサイルは発射直後に爆発したとみられ、アメリカ政府は中距離弾道ミサイルだったと見て、分析を進めています。

高嶋)シンポからミサイルを撃ちあげた、失敗したというニュースが世界中で流れていますが、まずはこれから聞いてみましょう。詳しいところをニッポン放送報道部の畑中秀哉デスクです。

畑中)ミサイルは日本時間のきのう朝6時21分頃、日本海側東部のシンポ付近で発射されたと見られています。これはアメリカの太平洋軍が探知したということで、ホワイトハウスの高官は「ミサイルはICBM(大陸間弾道ミサイル)ではなく、中距離弾道ミサイルであり、発射後4,5秒で爆発した」と述べています。日本の防衛省の幹部は「安全保障に直ちに影響を与える事態には発生していない」と話していますが、国連安保理決議への明白な違反として、日本政府は中国北京の大使館ルートを通じ、北朝鮮に厳重抗議をしています。ただ、当の北朝鮮はミサイル発射を公式には明らかにしていません。平壌放送の日本語放送でも15日の故金日成主席の生誕105年、いわゆる太陽節を祝うニュースにあふれていました。
軍事パレードが、テレビでも報道されております通り、朝鮮中央テレビでも生中継されていました。新型のICBMに使う可能性のある、発射管の付いた車両が公開されていました。また、潜水艦発射弾道ミサイルの北極星、これを陸上配備型に改造した北極星2号。まさに弾道型ミサイルのオンパレードです。このパレードでは金正恩氏は発言しませんでしたが、崔竜海朝鮮労働党副委員長が、演説でこのような物騒な発言をしました。

崔竜海)アメリカが無謀に挑発をかけて来るなら、朝鮮の革命武力が即時せん滅的な打撃を加え、全面戦争には全面戦争で、核戦争には朝鮮式の核打撃で対応するだろう。

畑中)こうした軍事パレードの直後、そして折しもきのうアメリカのペンス副大統領が韓国に入りました。そうしたなかでのミサイル発射ということで、北朝鮮がアメリカに対して揺さぶりをかけたという見方も出ています。北朝鮮は8日後の今月25日に朝鮮人民軍の創建記念日を控えています。更なるミサイル発射、あるいは6回目の核実験の可能性を孕んだまま、朝鮮半島はいまだに緊張状態が続いている状況です。


中距離弾道ミサイル“ムスダン”、日本の迎撃システムでは対応できない

高嶋)須田さんは先日のパレードを見て感じることはありましたか・

須田)大陸間弾道ミサイル(ICBM)が非常に大きく注目されていますが、これまでのミサイルの開発経緯からして、まだアレは張りぼてだろうな、と。そこまでは至っていないだろうと思いました。中距離弾道型ミサイルに関してはかなりの実用化に入っていますが、ただICBMは少し行き過ぎかな。ただ、そうは言っても安心できるかというと、実は“ムスダン”と呼ばれている、グアムまで届くと言われている中距離弾道ミサイル。これが実用化段階のレベルに達しているというのが怖いのです。これはマッハ10を超える速度が出ると言われているのですが、実はマッハ10を超えると、今の日本の迎撃システムでは撃ち落とせない。だから韓国ではTHAADミサイルが配備されたのですが、なら日本ではどうやって対処するのか?

高嶋)日本は完全にエリア圏に入っていますからね。

須田。そうですね。ですからその辺について、必ず安心していられないということですね。

高嶋)北朝鮮は本音では多少アメリカが怖いのでしょうか?

須田)怖くて仕方がないことは間違いないけれども、やられたら黙って見過ごす国ではありません。もう国が消滅しようがどうしようが反撃しようとするのが北朝鮮の基本的なスタンスですからね。

高嶋)その辺の自暴自棄がやはり扱いに困るところであり、一番怖い所ですね。


少なくとも25日まで 厳重な警戒が必要

高嶋)軍の記念日にはまた何かを撃つ兆候はあるのですか? 核実験のアレをだいぶ衛星写真で撮って、いろいろと言っているじゃないですか。

畑中)いつでも準備が出来ているという報道がありますが、25日まで、あと8日ですからね。まだまだこの期間は少し警戒が必要だと思います。

高嶋)ミサイルが失敗して、海に安全に落ちるなら仕方がないなと思いますが、日本の上空で間違って落ちてきたら困る訳でして。この辺はやはり厳重な警戒が必要です。今日の新聞にもいつ失敗したか出ていますが、ずいぶん失敗していますね、最近。

畑中)これは「わざと失敗したのでは?」という見方もあり、あくまで見方ですが、北朝鮮の金正恩氏の心の中を推し量れないというのは、正直なところだと思います。

高嶋)私もチラッとよぎったのですよ。「アメリカが怖いから、やはり打ち上げないわけにはいかないけど、失敗しよう」という。

須田)このミサイルは新しい技術で飛ばしているために、まだ技術が確立していないという部分があるのです。

高嶋)まだまだ油断できない北朝鮮の動きです。

高嶋ひでたけのあさラジ!
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