“日本初のコーヒー店”ではお持ち帰りも出来ました!?【鈴木杏樹のいってらっしゃい】

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『喫茶店の日』の由来は1888年(明治21年)4月13日、東京・上野に、日本で初めての喫茶店がオープンしたことに由来します。
お店の名前は『可否茶館(かひさかん)』といいます。
他にも違う読み方がありますが、ここでは『かひさかん』とさせて頂きます。

『可否茶館』は、実業家の鄭永慶(てい・えいけい)さんが開いたもので、フランス語の『カフェ』を文字ってこの名前を付けたそうです。
実際に西洋で見たカフェを意識して、店内にはたくさんの雑誌や西洋の最新の雑貨が並べてあったそうです。
ところが、時代がまだ追いついていないこともあって、この『可否茶館』は3年程で閉店してしまいました。
現在、跡地には『日本最初の喫茶店』と書かれた石碑があります。

実はこの『可否茶館』の誕生の10年前、1878年(明治11年)、神戸にある宇治茶の老舗のお店『放香堂(ほうこうどう)』さんが、持ち帰りも出来るコーヒー店をオープンしています。
そんなところから“日本初のコーヒー店”と言われています。

『放香堂』さんのコーヒーは、昭和になると戦争の影響で、コーヒーの提供を中止しましたが、おととし2015年に当時のコーヒーを復活させて、喫茶店で提供を始めました。

“現在も残っている、日本で最も古い喫茶店”と言われているのが東京・銀座にあります『銀座 カフェーパウリスタ』で、1911年(明治44年) にオープンしました。

(2017/4/13放送分より)

スズキ・ハッピーモーニング 鈴木杏樹のいってらっしゃい

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