【上柳アナ】本震直後に生まれた「奇跡の子」

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木曜日で熊本の大地震から2週間が経ちました。まだまだ大変な状況の中でお過ごしの方々が、少しでも良い状況になられることを願うのみであります。
と言いつつ毎朝「あさぼらけ」開始の早朝で熊本の天気をお伝えしていますが、やはり雨が多い地域であることを痛感します。
この雨が阿蘇の麓で軽石などの層にしみこみ固い溶岩の層の上を豊富な地下水として熊本市内に流れ込み、水前寺公園などに湧水となって姿を現すことを「ブラタモリ」で数か月前に知ったばかりですが、今は公園の池も枯れてしまったと、熊本取材から帰ってきた飯田アナウンサーから聴きました。

14日夜の地震の後、番組に熊本でラジコプレミアムでお聴きのリスナーから「余震で眠れません」と短いメールを頂きました。

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大変な状況の中でご迷惑とは思いましたが番組に電話でお話を伺ったところ熊本市内にお住いの宇城市で産婦人科を開業している方でした。
今週月曜日に再び電話をつないだところ、16日未明の本震直後に帝王切開で生まれた「奇跡の子」の話をしていただきました。
地震直後の大混乱の中、陣痛が始まった時にたまたま救急車が通りかかって宇城市の病院に運び込まれ、揺れでぐちゃぐちゃになった病院内で唯一手術室だけが室内や器具に損傷が少なかったことなど、偶然が重なり無事に出産が出来たことをお話いただきました。
私はこれも番組でいただいたご縁ということで、先生には「あさぼらけ熊本支局長」になっていただき定期的にお話を伺おうと思った次第です。

上柳昌彦アナウンサー「ラジオの人」-2016年4月28日更新『熊本から

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