初めての「渋谷ダービー」は選手と同じ目線で声援を! サンロッカーズ渋谷キャプテン・広瀬健太選手インタビューその① 清水久嗣のB.LEAGUEレポート!

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去年2016年9月に開幕した男子プロバスケットボールリーグ・Bリーグ。
球技のプロスポーツにおいて、地域など、共通の条件を持つチーム同士の試合を「ダービーマッチ」といいますが、Bリーグにも、いくつかの「ダービーマッチ」があります。

その中で来週末18(土)・19(日)に青山学院記念館で行われるのは初の「渋谷ダービー」。
東京・渋谷区にホームアリーナを持つ中地区のサンロッカーズ渋谷(青山学院記念館)と東地区のアルバルク東京(国立代々木競技場第二体育館)の対戦です。

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今季の「渋谷ダービー」は“インターカンファレンスゲーム”という異なる地区のチームによる1シーズンにつき2試合だけのプレミアムなダービーマッチ。
いったいどんな盛り上がりを見せるのでしょうか?

今回は初めての「渋谷ダービー」に向けて、サンロッカーズ渋谷・キャプテンで青山学院大学出身の広瀬健太選手に、ホームアリーナのこと、プライベートのこと、渋谷ダービー観戦のススメを聞きました。

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©SUNROCKERS SHIBUYA

母校がホームアリーナになることについて“さぞかし懐かしさや嬉しさがあっただろう”と思いきや、広瀬選手からは「また?また戻らなきゃいけないの?っていうのが正直な気持ちでした」という意外な返答。
なぜなら「苦い思い出や辛い思い出ばかりの体育館でした。僕はものすごく怒られたので…。」とOBならではの言葉が返ってきました。
もちろん、ここでプロとしてプレイすることは「(自分の)母校であることをアピールできるし、こういうチャンスもなかなかないと思うので。嬉しい気持ちもありました。あの時に辛抱できたので、いま大抵のことは辛抱できるだろうと思います。」と笑顔で話す広瀬選手。今となっては良い経験にもなっているようです。

母校でもあるホームアリーナは先月末の京都戦で2,000人を超えるブースターを集め、大盛況。
「(プレーにおける)ひとつひとつのリアクションや臨場感をとても感じる」傍らで、Bリーグの掲げる“地元密着”という意味では
「渋谷を代表しているチームになっているかと言われれば、未知数な部分もあります。まだ1シーズンで劇的に変わることはないでしょうし、その(根付く)ためにはチームが強くないと。」と、これからが大事であると強調しつつ
「選手からすれば自分たちが強くなること=愛されるチームになるために必要だと思いますし、コンスタントにイベントなどにも積極的に参加していきます。」と渋谷でバスケを根付かせるため、一肌脱ぐことも忘れていませんでした。

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©SUNROCKERS SHIBUYA

さて、キャプテンとしての気苦労もあるかもしれない?広瀬選手。気分転換には“読書”のほか“ラジオ”の存在を挙げてくれました。
もともとは「車を運転しているときにFMを聞いていて、音楽よりも人がしゃべるのを聞く方が面白くなって、最近はAMに移っていきました」とAMリスナーであることを明かし、その中でニッポン放送も聞いてくださることもあるようです。
「ちょっと体育館に行くときとか移動時間とか、本読みながら聴くことが多いですね。遠征に行ったときもラジオを聴くのですが、(地方によって)放送局の数が少ない時もあって、あの番組を聴きたかったのに!って思うこともあります。」とラジオ習慣も気分転換に一役買っているようです。

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©SUNROCKERS SHIBUYA

いよいよ今週末は初の渋谷ダービー。
対戦相手のアルバルク東京は現在、東地区で首位争いをする真っ只中にいます。
“渋谷でバスケを盛り上げる”という同じ目的を持ったライバル対決といえるかもしれませんが広瀬選手は「単純にプレー面だけで見れば、まだライバルには成りえていないと思います。そこは寂しいですね。」とダービーとはいえ、キャプテンはチームの現状を冷静に分析。ただ「もちろんライバルになって優勝争いをしたい。そして(チャンピオンシップの)ファイナルを渋谷ダービーで戦うことになれば、渋谷は盛り上がると思います。」そう語る目は確実に先を見据えていました。

Bリーグの雌雄が渋谷で決まる。
そんなクライマックスに進出向けてサンロッカーズ渋谷は負けられない渋谷ダービー。
会場の青山学院記念館は盛り上がること間違いなしです。

もちろんバスケットボール観戦が初めての方にも、興奮を味わうにはうってつけの舞台。
そんな方に、広瀬選手がバスケ観戦の面白さについて語ってくれました。
「野球やサッカー・ラグビーとか外でやるスポーツよりも、とにかくお客さんと選手の距離感が近いです。例えば最前列だったら、ボールを追っかけてくる選手が突っ込んでくることもあります。そういう選手と同じ目の高さで見られるスポーツという意味でバスケットボールは魅力的だと思いますし、同じ目線で見るということは同じ感情を共有できると思いますので、ぜひ我々と選手と一緒に戦いましょう。」

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©SUNROCKERS SHIBUYA

いよいよ週末の18(土)・19(日)は青山学院記念館にてアルバルク東京を迎えた2連戦・「渋谷ダービー」です。

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サンロッカーズ渋谷 vs アルバルク東京
開催日:3/18(土)18:00~、19(日)14:10~
会場:青山学院記念館(東京メトロ・表参道駅から徒歩5分、JR渋谷駅から徒歩10分)

チケット:https://www.bleague-ticket.jp/index
サンロッカーズ渋谷:https://www.hitachi-sunrockers.co.jp/
サンロッカーズFacebook:https://www.facebook.com/HitachiSunrockers/
サンロッカーズtwitter:https://twitter.com/we_r_sunrockers

次回は広瀬選手がバスケットボールとの出会い、プレイスタイル、渋谷ダービーについてのポイントを語ります。

(清水久嗣)

後編【初めての「渋谷ダービー」でコートを縦横無尽に走る! サンロッカーズ渋谷キャプテン・広瀬健太選手インタビューその② 清水久嗣のB.LEAGUEレポート!】はこちら>

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