DJ Kooも知らなかった!?小室哲哉が明かす、TRFデビュー秘話「Empire 成功の代償」トークイベント しゃベルシネマ【第6回】

さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
今月からスタートしました、「しゃベルシネマ」。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介していきます。

【第5回】のつづきです!
まだ、「しゃベルシネマ【第5回】」に目を通していない方は、コチラをご覧ください。

「Empire 成功の代償」トークイベントで、日米音楽業界の裏事情について赤裸々に語って下さった、音楽プロデューサーの小室哲哉さんとTRFのDJ Kooさん。
…でしたが、本題はここからです!

レコード会社の社長ルシウスとその家族 “エンパイアファミリー” が音楽業界の裏・表で活躍する姿を描いた本作。
一方、小室哲哉さんとDJ Kooさんと言えば、日本の音楽界を代表する“小室ファミリー”。
きっと“小室ファミリー”にも“エンパイアファミリー”もビックリな逸話(?!)がある、ハズ。
そこで今回の「しゃベルシネマ」では、いまだからこそ話せるTRFのデビュー秘話を掘り起こします。

嘘のようなホントの話から透けて見える、プロデューサー小室哲哉の“本気”。

これまで何処でも明かしていない“小室ファミリー”の秘話を…という私の無茶ぶりに、「じゃあ、今日はKooちゃんと一緒だからTRF結成時の話を…」と、口火を切ったのは小室さん。

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「23年前に、SUMやCHIHARUたちをダンスメンバーに加入させたいと思って誘ったんだけど、なかなか首を縦に振らなくて…。ルシウスみたいに食事に誘って、何度かおもてなしをしました。」
するとDJ Kooさん、「え!?、そんな話、初めて聞いた。僕、食事になんて一度も誘われてないですよ!!!」と、驚愕。
そんなDJ Kooさんの反応に口元を緩ませながらも「 特に、ETSUを口説くのが大変だった。本気でダンスやってる人たちって自分たちのスタイルを貫いてるから。例えばジャズダンスを極めてる人にヒップホップの話を持っていくと『俺たちが踊ってるジャンルとは違うから…』みたいになってしまう。
だから最初はメンバーと言っても、1回幾ら…みたいな単発で参加してもらってたんです。
いつ辞めてもいい約束で…。
それがいつの頃からか、専属のメンバーになって…。」と、当時を振り返ります。

…というコトは、ダンサーの3人にとって当時のTRFはある意味、アルバイト感覚だったってこと?
でもそれが、正式なメンバーへと意識が変化していったきっかけはなんだったのでしょうか?

「あるタイミングから、間奏部分でダンサーそれぞれがダンスソロを披露するようになったんです。で、例えばTVに出演する時に、僕がスタッフに照明やカメラ割りを細かく指示して、彼らのダンスをちゃんと見せるようにしたんですよ。それまではダンサーって言うと、どちらかというと歌手の引き立て役のような立ち位置で出演することが多かった。でもTRFでは自分たちのダンスにもスポットライトを当ててくれる。そういうことが彼らのやる気につながったのかぁ…と、思うんだけど。」

確かにあの頃は、ダンサーがステージの前に出てきてバリバリ踊る姿は斬新でした。
でもまさか、そんなご苦労があったとは…。

「苦労しましたよ。だって、前例がないんだから。自分が思い描くイメージを人に説明する時にも『例えば○○さんみたいに』とか言えないんですよね。無から有を生み出すことは本当に大変ですよ。」と、涼しい笑顔で話す小室さん。
時代の先を常に走り続けるプロデューサーだからこそのエピソードですね。

では、DJ Kooさんのいまだから話せるコトは?

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「DJは当初、2人いたんです!」と、DJ Kooさん。
「僕の方が一足早く連絡したから、選ばれました。」

えぇっ。これも初耳ですよ。

小室さん「あの頃はまだDJという存在が世間に浸透してない時代だったよね。」
DJ Kooさん「本当に…。市民権なかったです(笑)。」

小室さん「でも僕は必ず、DJが音楽シーンを引っ張っていく時代が来る!と思っていたんですよ。だからどうしてもTRFにはDJが必要だと思ったし、ステージの中央にDJがいることにこだわったんです。Kooちゃんは最初から、この話に乗り気だったしね。」
DJ Kooさん「小室さんの元には最新の機材も揃っていたし、それを駆使して新たな音楽の世界を広げることが出来るならチャレンジしてみたいと思いましたね。」

なるほど。
最初に誘ったときから乗り気だったDJ Kooさんだから、お食事接待で口説く必要がなかったというコトですね…。
それにしても、DJにダンスパフォーマー。
TRF以外のいまをときめく人気のアーティストを思い返すと、あのユニットもこのグループも当てはまりますよね。
やっぱり、小室さんの先見の明はすごかった!

時を経て、二人が “いま” 目指すこと

最後に、日本の音楽業界を生き抜いているお二人に、今年度の目標を聞いてみました。

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小室さんは「プロデューサーとして新しい形のヒット産み出す」。

「このドラマの中でも触れてますけど、いまはCDが売れない時代で何を持って“ヒット”と呼べるのかが曖昧な時代。ダウンロード回数なのか、動画の再生回数なのか、もっと別のものなのか…。そんな時代に即したスタイルでのヒット曲を作りたいですね」と、『Empire 成功の代償』になぞらえて、自らの胸の内を明かして下さいました。

そしてDJ Kooさんは…。

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友達を作る!!?

「え、小室さん…。(この質問の意図は)そういうコトなんですか?」と、小室さんの答えと自身の答えのテンションの違いに戸惑いつつも「新たな音楽を生み出すために、友達をたくさん作りたいです」と、ハニカミ笑顔を浮かべて答えてくださいました。

他人の真似事ではなく、自ら何かを生み出すことはリスクも伴うけど、それ以上に得るものも大きい。
だからこそ小室哲哉さん、そしてDJ Kooさんが生み出した音楽は色褪せることなく、現代でも輝き続けているんだなぁ〜。
…と、この原稿を書きながら、ひたすらTRFをメドレーで聞き続けて、自らの青春時代を回想している(?!)八雲ふみねでした。

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小室さん「音楽業界の裏と表、あらゆるものを見せてくれる音楽ドラマ。僕たちもドラマを観ながら夢を見させてもらってます」
DJ Kooさん「このドラマの起伏の激しさは、まさにジェットコースターもの。」

…と、「小室ファミリー」が揃って太鼓判を押すドラマシリーズ
「Empire 成功の代償」は、Blu-ray&DVDリリース、デジタル配信中です。

 

プリント

Empire エンパイア 成功の代償
4月2日よりBlu-ray&DVDリリース、4月13日からDVDレンタル開始
出演 : テレンス・ハワード、タラジ・P・ヘンソン、ブリシェア・グレイ、ジャシー・スモレット、トレイ・バイヤーズ、 グレイス・ギーリー、マリク・ヨバ、ケイトリン・ダブルデイ ほか
監督:リー・ダニエルズ、サナー・ハムリ、ローズマリー・ロドリゲス、ジョン・シングルトン、マイケル・エングラー、ダニー・ストロング、アンソニー・ヘミングウェイ、ロブ・ハーディ、マリオ・ヴァン・ピーブルズ、デビー・アレン
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発売元 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン
公式サイト http://video.foxjapan.com/tv/empire/

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