皆さんに楽しんでもらえれば結果はついてくる!12戦連続防衛WBC世界バンタム級王者・山中慎介(34歳) スポーツ人間模様

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昨日2日に行われたカルロス・カールソンとのタイトルマッチで7回、神の左をさく裂させてTKO勝ちした山中慎介。これで日本歴代単独2位となる12戦連続防衛を達成しました。次戦は、いよいよ具志堅用高がもつ13戦連続の日本記録に挑戦します。

その記録について、

「自分は意識していない。皆さんに楽しんでもらえれば、結果はついてくる」

と余裕のコメント。通算成績は27勝(19KO)2分と無敗です。

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WBCバンタム級タイトルマッチで12度目の防衛に成功した山中慎介=2017年3月2日、東京・両国国技館 写真提供:時事通信

ただ強いだけではありません。軽量からすごい。100グラムアンダーで乗り切ると、その後はペットボトルの水をがぶ飲みし、みかんジュース、すっぽんスープを豪快に飲み干すことがルーティン。この時点で、相手を飲み込んでしまうかのようです。

山中は滋賀・湖南市の出身。中学までは野球少年でしたが、テレビ中継で目にした辰吉丈一郎の強さ、格好良さに感動を受け、南京都高1年から本格的にボクシングをはじめました。高校からという遅いスタートでしたが、関係者の多くは「34歳でもこれだけの強さを誇るのは、天性の素質に加えて、高校からはじめたことが良かった」と口をそろえて言います。

卒業後は専修大へ進学。ボクシング部の主将をつとめています。当初は、卒業後、ボクシングは学生までのつもりでいました。ところが、4年時の国体で不本意な成績を残してしまい、このままでは終われないとプロになることを決意。もし、国体で好成績だったら、神の左は一生見られなかったわけです。人生のターニングポイントは本当にわからない。

また、山中はすでに日本人初の快挙を成し遂げています。世界で最も権威がある雑誌といえば、米国のリング。世界のボクサーが同じ階級だったらという前提で、パウンド・フォー・パウンドというランキングを発表しています。15年、8度目の世界タイトルを防衛した後、中山は初めてベスト10入りしました。その時の6位が日本でもおなじみのマニー・パッキャオですから、そのすごさがわかります。

米国からもぜひ、ラスベガスで試合を-。そんなラブコールが幾度となく届いているとのこと。ラスベガスでの山中の勇姿を早く観たいものです。

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3月3日(金) 高嶋ひでたけのあさラジ!「スポーツ人間模様」

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