恐竜にまつわるオドロキの“新常識”とは?【ひでたけのやじうま好奇心】

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今年のゴールデンウィークも、大盛況の「恐竜博2016」を始め、チビッ子たちが大好きな「恐竜」にまつわるイベントが、全国の、そこかしこで開催されておりますね。
そこで今日は、チビッ子たちが大好きな恐竜にまつわるオドロキの新常識をあれこれとご紹介しましょう。

恐竜の魅力を世の中に伝えるべく日々奮闘している、恐竜の世界の伝道師!
その名も… 「恐竜くん」に、話を訊きます!

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まず、「恐竜くん」の横顔をカンタンにご紹介しますと…
「恐竜くん」は、子どものころから恐竜が大好きだったそう。
長じて、恐竜の研究がさかんなカナダのアルバータ大学の理学部をご卒業。
現在は、恐竜や古生物学の面白さを伝える「恐竜くん」として講演活動、執筆活動を精力的に展開中!
親しみやすい「恐竜くん」という名前を使うため、ご丁寧にも「さかなクン」の事務所に赴いて、了解を得たんだそうですよ。
去年は、初めての著書となる『知識ゼロからの恐竜入門(幻冬舎)』を出版。

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「分かりやすくてタメになる」と、オトナの読者にも、、すこぶる評判がいいそうです。
さて早速、最近の研究で分かってきたという「恐竜にまつわるオドロキの新常識」を、「恐竜くん」にいろいろと教えてもらいましょう!

Q.恐竜はすでに絶滅した、というのがこれまでの常識ですが、最近の研究によると、“絶滅”なんかしていないらしいですね。 どこに隠れているんですか?

A.→現在いる「鳥」は、“恐竜の末裔”ではなく、“恐竜そのもの”であることが分かってきました。
わかりやすく、「スズメ」を例にとってみましょう。
スズメの足とツメを思い浮かべてください。恐竜そっくりだと思いませんか?
しかも、二本足で歩いているでしょう。
(類人猿以外で)二足歩行するのは、恐竜と鳥だけです。
要するに、スズメは“恐竜そのもの”なんです。
大昔、大型恐竜が陸地を闊歩していたころ、すでにスズメのような恐竜が、空を飛び回っていたんです。

Q.スズメが恐竜とはオドロキですが… どうして鳥は絶滅しなかったんですか?

A.→恐竜は、メキシコに落下した巨大隕石によって起こった環境変化で絶滅したと言われてきました。
でも、陸地にいた大型恐竜たちに比べ、空を飛んでいた小型恐竜(鳥)は難を逃れたんです。

Q.イメージとして、どうしても「表皮がゴツゴツした恐竜」と「フワフワした羽毛を持つスズメ」が、イコールにならないんですけど… ?

A.→最近、羽毛の跡がある恐竜の化石が、続々と見つかっています。
その数、数十種類以上。
陸上にいた大きな恐竜にも、羽毛があるものがいたことが判明しています。
手足が翼のようなカタチになっている化石も発見されています。
つまり、かつては、陸上にも、空にも、フワフワした羽毛を持つ恐竜が沢山いたんです。

Q.鳥が事実上の恐竜だとすると、鳥をもとに恐竜を“再生”することはできないんですか?

A.→映画『ジュラシックパーク』のような方法で恐竜を再生するのは不可能だということが分かっています。
ただし、鳥の仲間… たとえばダチョウやニワトリのDNAを基に恐竜を再生するというのは、けして絵空事ではありません。

Q.赤ちゃんの育て方も、鳥に似ていたとか?

A.→ワニとかカメなどの爬虫類は、タマゴを産んだら、ほったらかしです。
ところが、大半の恐竜たちは、タマゴから子供が生まれてからも、巣を作って世話をしていたことが
分かってきました。このあたりも、まさに「鳥」そのものです。

Q.なんでも最近では、「恐竜の色」も、分かってきたんだそうですね。

A.→化石に残された色素を分析した結果、「オレンジ」「縞々」「メタリック調」など、実にカラフルだったことが分かってきました。
七色に輝く、まるで孔雀のような恐竜もいました。
そして、この「化石に残された色素」と、「現在の鳥の色素」は、全く同じなんです。
その意味でも、鳥は恐竜そのものだといえます。

Q.最後に、チビッ子たちが大好きな「ティラノサウルス・レックス」の新常識について教えて頂けますか?

A.→“暴君”ティラノサウルスは、チビッ子の期待(?)にたがわず、文字通り史上最強の生物であることがわかってきました。
というのも、噛む力がズバ抜けて強く、同種の大型恐竜の、実に「3倍から7倍」であることが判明したのです。
獲物になった恐竜の化石が残っていて、骨ごと噛み砕かれた跡が見つかったのです。
当然、まわりに自分より強い敵はいなかったわけですが、腹が減ると、「共食い」も辞さない。
それほど凶暴だったわけで、実際、ティラノサウルス同士が闘った化石も発見されています。
さらに、ティラノサウルスの寿命も分かってきています。
かつては、あれほど大型(※体長16メートル)なのだから、長寿だろうと思われていたのですが、
最近の研究では「せいぜい30年」だったと言われています。
「太く短く」が、暴君ティラノサウルスの人生。
生まれてすぐ、「1年で800キロずつ」体重が増えていき、あっという間に大人になり、30年前後で死んでいったようです。
ただし、肉体的なダメージには恐ろしく強かったようで、足が折れようが、首が折れようが、ビクともしない。
その後も骨が修復していって生きていた… という化石が見つかっています。
たいていの動物、たとえば馬などは、足が折れればもうダメですが、ティラノは強かったんですね。

高嶋 … どうやら、恐竜に対するイメージを改めなければならないようです。
「恐竜のビックリ新常識」を、恐竜くんに伺いました!
貴重なお話、ありがとうございました!

4月27日(水) 高嶋ひでたけのあさラジ!三菱電機プレゼンツ・ひでたけのやじうま好奇心」より