小田原駅「箱根山麓豚弁当」(980円)~新春は”箱根駅弁”!箱根駅伝「鉄道」観戦ガイド【ライター望月の駅弁膝栗毛】

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bl161227-1(小田急LSE)

小田急「特急ロマンスカー」7000形

人気の展望席を持つ小田急ロマンスカー7000形(LSE)。
数年後には新たなロマンスカーの投入が発表されており、間もなく引退の時を迎えます。
この箱根登山鉄道・風祭(かざまつり)駅は、新年の箱根駅伝で小田原中継所が置かれる「鈴廣かまぼこの里」と直結。
特に往路5区が短縮され、風祭駅前に中継所が戻ってきたことで、山登りのスタートが見やすくなりました。
恐らく大変多くの人で賑わうことでしょう。

bl161227-2(快速アクティー)

E231系快速アクティー

実は「箱根駅伝」には、鉄道を使った”追っかけ観戦”を楽しむ人もいます。
出場大学の競走部関係者の方が、応援の幟を持ちながら移動していることも・・・。
私自身も2010年代前半、往路1区から5区まで全区間全選手をナマで観ていました。
「箱根駅伝」は、スポーツと”ぶらり途中下車の旅”を一緒に楽しめるコンテンツなのです。
私が観戦していたポイントは次の6ヶ所。

1区:大手町
2区:保土ヶ谷駅前
3区:藤沢橋
4区:大磯駅入口
5区:箱根湯本駅と元箱根

どのような行程で観戦できるのか?
私の体験を、2016年現在のダイヤに置き換えてご紹介しましょう。

【1区】
8:00 大手町のスタート観戦後、東京駅へ徒歩(およそ10分)。

東京8:17発・快速「アクティー」熱海行に乗車。

横浜8:43着/8:49発・湘南新宿ライン大船行に乗車。

保土ヶ谷8:52着

【2区】
9:30前後、保土ヶ谷駅前で観戦。交通規制解除後、保土ヶ谷駅へ。

保土ヶ谷9:47発・横須賀線・普通大船行

戸塚9:56着/9:56発、東海道線・普通熱海行に乗換え。

藤沢10:06着

北口へ出て徒歩で「藤沢橋」交差点へ。(およそ10分)

【3区】
10:30前後「藤沢橋」付近で遊行寺の坂を下ってきた選手を観戦。

観戦デッドタイムを「10:33」に設定し、藤沢駅に戻る。

藤沢10:44発、東海道線・普通熱海行に乗車。

大磯10:59着、5分ほど歩いて国道1号へ。

【4区】
11:20ごろ「大磯駅入口」交差点付近で国道134号から左折してくる選手を観戦。

大磯11:34発、東海道線・普通小田原行

国府津11:43着/11:46発・快速「アクティー」熱海行に乗換。

小田原11:51着/12:01発、箱根登山鉄道・普通箱根湯本行に乗換。

【5区】
12:30ごろ、箱根湯本駅前で「山登り」の選手を観戦。

箱根湯本駅12:40発、箱根登山バスK系統・元箱根港行に乗車。

旧街道口13:08着で下車、数分歩いて国道1号へ。

13:15ごろ「山下り」の選手を観戦。

徒歩にて、芦ノ湖の「ゴール」へ。

bl161227-3(箱根湯本行)

箱根湯本行

【注意点】
1区:スタートは一瞬、「瞬き」に注意。
2区:保土ヶ谷駅前の歩道橋は、9時台以降通行止。
3区:藤沢橋での観戦は「10:33」がデッドタイム。
4区:大磯駅前の「交通規制」と、小田原駅の「入場規制」。
5区:路線バスは交通規制解除後の発車のため、遅れあり。

特に混雑が酷いと小田原駅で「入場規制」を行う場合があります。
1/2に関していえば、小田原駅が実質的な”箱根の関所”。
「入場規制」が行われた場合は、安全のためにしっかり駅員さんの指示に従ってください。
スポーツも駅伝観戦も「ルール」を守ってやるのが基本です。

bl161227-4(芦ノ湖で駅弁)

芦ノ湖で駅弁

実は「箱根駅伝」1~5区の区割りは、奇しくも駅弁屋さんの販売エリアと重なっています。

1区(大手町~鶴見)・・・NRE大増(東京駅ほか)
2区(鶴見~戸塚)・・・崎陽軒(横浜駅ほか)
3区(戸塚~平塚)・・・大船軒(大船駅ほか)
4区(平塚~小田原)・・・東華軒(小田原駅ほか)
5区(小田原~芦ノ湖)・・・後藤商事ほか(箱根湯本駅ほか)

そんな訳で、私は1区ごと各社の駅弁を買って駅伝を観る形で楽しんでいました。
駅弁5個持って芦ノ湖にゴール出来ると、新年から充実の達成感!
これぞまさに”箱根駅弁”という訳です。
極端に遅れた選手が出ると、ホントの選手に”勝てる”可能性も。
小田原まではJRの「休日お出かけパス」を使うとお得に観戦できます。

bl161227-5(箱根山麓豚弁当)

箱根山麓豚弁当

そんな”駅伝駅弁”各社の中から、今回は東華軒の「箱根山麓豚弁当」(980円)。
小田原駅・箱根湯本駅での販売が基本です。
箱根山西麓の自然豊かな場所で育てられたという豚肉を使用。
繊維が細かい肉にこだわり、脂の甘みを感じられる肉にしたとのこと。
これに箱根西麓野菜の漬物が入っています。

bl161227-6(箱根山麓豚弁当)

箱根山麓豚弁当

【お品書き】
ご飯
箱根山麓豚炙り焼
箱根山麓豚塩だれ焼
箱根山麓豚しぐれ煮
煮玉子
わさび三舞
桜かつお大根
みょうが酢漬け

箱根の山登りの元気は貰えそうな豚肉三昧の駅弁。
レンジ対応容器なので、駅弁5個まとめ買いしたような時は、土産代わりに持って帰るのもよさそうです。
私自身、湯本~宮ノ下間の駅伝ルートを歩いたことがありますが、普通の足で1時間はかかります。
選手の皆さんは、全区間を1時間あまりで走り抜けるわけですから、いかに強靭な体力があるか、うかがい知ることが出来るというもの。
駅伝をナマで観ると一層、選手の皆さんへのリスペクトの気持ちが生まれてくることでしょう。

bl161227-7(小田急EXE)

小田急「特急ロマンスカー」30000形

注目は、箱根3連覇と大学駅伝3冠を狙う青山学院大学と云われています。
果たして、2017年「第93回箱根駅伝」は一体どこの大学が制するのか?
その中で、駅弁屋さんの中には例年、正月ならではの掛け紙を用意する所もあります。
意外にイイ「駅伝」と「駅弁」との相性。
新春の湘南・箱根へ”駅伝&駅弁”旅に出かけてみてはいかがでしょうか?

(取材・文:望月崇史)

連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/

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