2ゴールを決めるもハリルホッジ監督は「体力がない」鹿島MF・柴崎岳(24歳)スポーツ人間模様

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決勝で2ゴールをあげた柴崎。世界では無名の選手が、あのレアルマドリードを本気にさせました。前半44分の同点弾と、後半7分には勝ち越しゴール。ただ、

「勝てるチャンスはたくさんあった。延長に入って、(レアルは)クオリティーがあがったけど、ぼくらが落ちた、そういう試合。」

と淡々と振り返っています。

鹿島,柴崎

レアル・マドリード―鹿島 前半、ボールを奪い合う鹿島・柴崎(手前)とレアル・マドリードのベンゼマ=日産スタジアム 写真提供:共同通信社

ボロ負けするのではないかと言われていた中で、試合を盛り上げた柴崎の名前は世界中へ伝わり、各国のメディアが「驚いた」と伝えています。
柴崎は人一倍、海外志向が強い。これまで、2度、欧州移籍プランが浮上したものの、あと一歩でとん挫。2014年のイタリア、昨年はドイツ・フランクフルト行きを目指していますが、直前で破談となっています。
所属している鹿島も柴崎のプライドをくすぐろうと、今季からチームでは日本人2人目の背番号10を与え、なくてはならない存在であることを示しました。
今大会中には「日本がさらに高いレベルに行くのは、あと10年はかかる」とも。スタジアムヘは、カテゴリー1のチケット料金が4万円にもかかわらず、過去最多、6万8742人が足を運んだ。決勝でハットトリックを達成クリスティアーノ・ロナウドと、鹿島のガチンコ勝負なら、それだけの価値は十分にあったでしょう。

レアルのジダン監督は、ここまで健闘を見せた日本人選手について、質問が及ぶと、

「スペインリーグでも十分にプレーできる選手はたくさんいる。でも、私のチームには素晴らしい選手が24人。もう、あきがない。」

と答えています。
さらには、来日中のFIFA(国際サッカー連盟)テクニカルスタッフも、同様の質問に、柴崎1人を高評価してはいなかった。
日本代表・ハリルホジッチ監督も、この日の熱戦を視察した。当然のように、柴崎を大絶賛する言葉を連発すると予想しましたが、

「能力があることは、すでに熟知しているが、まだ技術だけでプレーしている感じがする。何よりも体力がない。」

そう、周囲には漏らしていたとか。
昨日はものすごい動きをしていますが、鹿島でシーズンを通してみれば、今年2月に急性虫垂炎で手術を受けて、シーズンに出遅れ、シーズン中にも足の故障などでフル出場をしていない。
この辛口の指揮官を絶賛させた時、世界への扉が開かれるのではないでしょうか。

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12月19日(月) 高嶋ひでたけのあさラジ!「スポーツ人間模様」

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