東南アジアで存在感を増す日本サッカー【やじうま好奇心】

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きょうから『FIFAクラブワールドカップ2016』が開催されます。
私たちの良く知るワールドカップは国別のチームで争うのですが、これは世界に点在するサッカーチームの世界一を決めるといもの。
日本からは開催国の枠で、Jリーグチャンピオンの鹿島アントラーズが参戦します。

FIFAクラブワールドカップジャパン 2016

FIFAクラブワールドカップジャパン 2016 シャーレを前に健闘を誓った左から鹿島・昌子源、石井正忠監督、永木亮太 =横浜ベイ東急 写真提供:産経新聞社

サッカーのクラブチームは、FIFAによると、世界に30万1,000チーム。
莫大な資金を持つチームもあれば、まだまだ実力の低いチームもあります。
そんな中で、先日『アルビレックス新潟シンガポールが、シンガポール史上初の四冠を達成した!』というニュースを見ました。

日本のJリーグにも参戦しているアルビレックス新潟。
実はそれとは別に2004年からシンガポールのサッカーリーグに、全員が日本人で構成される、「アルビレックス新潟・シンガポール」というチームを参戦させていて 目覚ましい活躍を見せているんですねー。

もともとは出場機会の少ない若手選手をシンガポールで育成して、日本に戻すことが主な目的の下部組織でしたが、現在は独立採算。
地元に密着した経営を行い、2008年から黒字経営。現地を代表するチームとして確立されています。初めて知った方もいるのではないでしょうか。

そんなアルビレックス新潟シンガポールの活躍も目覚ましい東南アジアですが、実は日本のサッカー界ともつながりが深くて、現在Jリーグは シンガポール、タイ、ベトナム、マレーシアなど、東南アジアの主要なプロリーグと「パートナーシップ協定」を結んでいます。

パートナーシップ,タイ・プレミアリーグ

「サッカーの話題」 Jリーグの姿勢を歓迎   Jリーグのペナントとパートナーシップの「協定書」を手にするタイ・プレミアリーグのウィチット・チェアマン=2日、バンコク 写真提供:共同通信社

親善試合やサッカースクール、また選手・監督・コーチ・運営スタッフなど関係者の人材交流を通じて、アジア全体のサッカーレベルの底上げ、Jリーグのさらなる発展など、交流を深める取組を進めているんですね。

また東南アジアで活躍する日本人選手や指導者もどんどん増えてます。
日本のサッカーのノウハウを経営から選手育成まで、東南アジアに伝えることで、アジア全体のサッカーレベルをあげていこうというわけです。

また東南アジアから日本のJリーグに参戦する選手も出て来ています。
今シーズンは、ベトナム代表の人気選手がJ2のチームでプレーしました。
東南アジアのチームから選手を移籍させることは、ビジネス的にも大きなチャンスで、水戸ホーリーホックにレンタル移籍したベトナム代表のグエン・コン・フオン選手はベトナムでは国民的スターということで、ベトナムの一流企業がスポンサーになったり、試合を観戦するツアーが企画されたり…ビジネス的な魅力も出てきます。

グエン・コン・フォン

ベトナム人選手入団を発表 サッカー J2・水戸ホーリーホックへの入団発表記者会見で関係者と握手する、グエン・コン・フォン選手(中央)=23日、ベトナム・ホーチミン(NNA=共同) 写真提供:共同通信社

飛躍的に経済発展を遂げている東南アジアは、日本にとって大きな市場。
選手の活躍が第一ではありますが、お互いにウィン・ウィンの関係も築けるわけです。

アジア全体のサッカーレベルの向上、Jリーグの発展を考えると、こうしたアジア戦略は欠かすことはできません。
アジアのサッカー界において、日本やJリーグがどのように存在価値を高めていくのか。今後のアジア戦略が注目されます。

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12月8日(木) 高嶋ひでたけのあさラジ!三菱電機プレゼンツ・ひでたけのやじうま好奇心」より

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