バーチャルリアリティで下見してみませんか?2016旅のトレンド総括【やじうま好奇心】

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さ、12月に入って、旅の計画を立てている方もいらっしゃるかと思いますが、けさは今年の旅のトレンドの総括をしたいと思います。

今年の旅行業界、爆買いや色々ありましたが、革命的な出来事が起こりました。それは、「VRで下見」。

VRというのは、バーチャルリアリティの事で、ゴーグルのようなヘッドセットをつけると、360度全方向を囲む3D空間が現れる、あのスゴい技術です。
旅行業界でも取り入れているんです。

旅行代理店の大手「エイチ・アイ・エス」のハワイ専門店というのが、新宿3丁目にあるんですが、こちらが始めたのが、「たった3秒で、いきなりハワイ。」と題した「バーチャル・ハワイ・ラウンジ」。

「エイチ・アイ・エス」のハワイ専門店

「エイチ・アイ・エス」のハワイ専門店 店内

(H.I.S.のハワイ専門店 HPより)

VR装着イメージ H.I.S. Hawaii - ハワイの風を感じる場所。(H.I.S.のハワイ専門店 HPより

ゴーグルをセットして、ヘッドフォンをつけて、スタートボタンを押すだけ、たった3秒で、VRによるハワイの旅を堪能出来るんです。観光コースは「オアフ島で絶景めぐり」とか、「ノースショアでサーフィン体験」などいくつかあります。
スタッフが体験したところによると、船に乗っているシーンでは上を見たら、ハワイの抜けるような青空。下を見たら、エメラルドグリーンの海。そして、隣を見ると、一緒に旅をしているという設定のきれいな外国人の女性。360度どこを見ても、リアルなハワイ!!
数分の体験ではありますが、夢のような空間だったようです。

このVR、無料で予約は必要ありません。ハワイ旅行を検討している方は、下見として利用された方がいいかもしれません。
ちなみに、新宿3丁目のエイチ・アイ・エスのハワイ専門店は、先月11月から、ハワイのホテル施設や、ホテルの様々なタイプのお部屋の映像をVRで用意しているそうです。
ホテル選びで失敗したくない方はVRで、まずチェックです。

VRで下見をするというのは、旅行代理店だけではありません。旅行雑誌もこのVRを取り入れました!!
リクルートの旅行雑誌「じゃらん」は、VRスコープをつけたじゃらんシリーズを発売しています。

様々なシリーズが出ているんですが、これはありがたいと思ったのが、「車イス・足腰が不安な方のじゃらんバリアフリー旅」。

車イス・足腰が不安な方のじゃらんバリアフリー旅

付録には誰でも組み立てられる簡単なVRスコープがついていまして、これにスマホをセットすると、宿の設備や客室を360度ぐるっとチェック出来るんです。
段差の高さはどうなっているのか?手すりの位置はどうか?浴室の足場の素材や浴槽の深さはどうか?などまるで下見に行ったような臨場感で、段差や足場もまるわかり。

増山さん、実際に見てどう?

増山)あるホテルのお部屋を見ているんですけど、バリアフリーの状況がよく分かるんです。

旅行雑誌の「じゃらん」はVRを取り入れる事によって、これまでの雑誌やインターネットでは伝えきれない施設の状況をリアルに見てもらいたかったそうです。

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では、今年の旅先のトレンドは、どうだったのか?エイチ・アイ・エスの広報の方にうかがいました。

今年人気が高かったのは、写真映えする「フォトジェニック」な旅先。
ガイドブックに載っている定番の観光地ではなく、インスタグラムなどSNSでフォトジェニックな場所を見つけて、その場所に行く事が多かったそうです。
自然豊かなニュージーランド、オーストラリアなどが人気。また、テロなどの影響で、ヨーロッパでは北欧、アイスランド、スイスなどが人気。

続いて、冬休み、年末年始の人気スポットはどこか?
アメリカと国交を回復したキューバが人気。定番のハワイはオアフ島だけではなく、ハワイ島が人気急上昇。
なぜか?今月、12月19日からは羽田から週3便でハワイ島の直行便(ハワイアン航空)が就航するからなんです。ですから、旅行代理店に行くと、ハワイ島のパンフレットが多く並んでいました。

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【H.I.S.】 ハワイ旅行(ツアー・観光) (H.I.S. HPより

また、スペインも人気。今年の10月からは成田から18年ぶりにスペインのイベリア航空がマドリッドへの就航をスタート。
2026年に完成するサグラダファミリアを完成する前に見たいという方が多いようです。スペインは来年2017年も人気のスポットになりそうだという事です。

高嶋)最後に、ハワイも温泉もうちは関係ないという方!今年の旅のトレンドの一つが「ご当地グルメ」でした。
とにかく、その旅先で、地元でしか味わえないものを食べたい。そういったニーズが多く、ビジネスホテルの朝食もご当地グルメを打ち出した物が目立ったようです。

そのブームの火付け役となったイベントがこの週末に東京の臨海副都心で開催されます。
それが、あすとあさって開催される「B-1グランプリスペシャル」。
富士宮焼きそばなど、ご当地グルメにスポットを当てた「B-1グランプリ」も過去10年間は地方都市で開催されましたが、今回初めて東京開催。

これまでは、まちおこし団体による争いでしたが、スペシャル大会の今回は自治体が表彰対象となって、グルメだけでなく、街の魅力もPRするようです。

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B-1グランプリスペシャル 2016年12月3日・4日、まち自慢がついに東京に集結!!(HPより)

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三崎まぐろラーメン B-1グランプリスペシャル(HPより)

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行田ゼリーフライ B-1グランプリスペシャル(HPより)

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勝浦タンタンメン B-1グランプリスペシャル(HPより)

首都圏からは神奈川県三浦市の「三崎まぐろラーメン」。
埼玉県行田市の「行田ゼリーフライ」。
千葉県勝浦市の「勝浦タンタンメン」などが出展されます。

その他、各地のご当地グルメが堪能出来る「B-1グランプリ」。12/3(土)と、12/4(日)東京の臨海副都心で開催です。
朝9時半から午後3時半まで。入場は無料。料理などは有料です。
最寄駅は、ゆりかもめの「船の科学館駅」か、りんかい線の「東京テレポート駅」です。

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12月2日(金) 高嶋ひでたけのあさラジ!三菱電機プレゼンツ・ひでたけのやじうま好奇心」より

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