ひろたみゆ紀・空を仰いで

地産地消エネルギーで街に魔法をかけましょう!【ひろたみゆ紀・空を仰いで】

クリスマスに向けて、街がキラキラし始めましたね。
まるで箒に乗った魔法使いがやってきて、空の上から街に魔法をかけたようです。
あなたは、その魔法の杖が振り下ろされる瞬間をご覧になったことはありますか?

目黒川1

桜の名所として知られる目黒川でイルミネーションが始まりました。
目黒川は、世田谷区・目黒区そして品川区を流れ、東京湾に注ぎます。
今回イルミネーションが輝いているのは、品川区の大崎橋から居木橋までの1.1kmです。
春は満開の桜の花が楽しめ、冬は桜色のイルミネーションでこれまた満開の桜が楽しめます。
その名も『目黒川みんなのイルミネーション2016』

目黒川引き川多め.-(2)

なぜ、「みんなの」と付くのか…これには深い理由があります。
この地区には、再開発でマンションやオフィスビルなどが次々に建設され、いろんな場所からいろんな方々が集まってきました。そこで、街のシンボル目黒川を活かして街を一つにしようと、2010年にイルミネーションが始まりました。その時は電気を利用した普通のイルミネーション。
そして、翌年2011年に東日本大震災が起き、東京の街から灯りが消えてしまいます。年の暮れのイルミネーションの存続も危ぶまれました。しかし、「こんな時こそ、イルミネーションで街を明るく元気にしたい!」と考えられたのが、廃食油のリサイクルです。近所のマンションや飲食店から、天ぷら・唐揚げなど揚げ物をした後の油を集めてバイオディーゼル燃料に変え、100%自家発電でイルミネーションを点灯することにしたのです。
必要な廃食油は、2,200ℓ程。2ℓのペットボトル1,100本分です!そんなに沢山の量が集まるのかと思いきや…みんなの協力で、余る程の油が集まるのだそうです。使った油を冷ましてペットボトルに移し回収に出すのは思いのほか手間だと思いますが、それでも、年末の『目黒川みんなのイルミネーション』を目指して頑張ってくれるのです。まさしくみんなで灯した「みんなの」イルミネーションなのですね。

目黒川4

『目黒川みんなのイルミネーション2016』は、午後5時から10時までですが、5時前に行くことを強くお勧めします。
お日様が沈んで辺りは藍色から黒へと移り変わり家路を急ぎたくなる雰囲気の中、突然、魔法の杖が振り下ろされ、パッと川沿いのラインが桜色に輝きだすのです。
「わ~!!」思わず叫んでしまったのは、この一言だけ。まるで流れ星を見つけた時のようです。その瞬間は、他に言葉が出てきません。
ピンク一色のイルミネーションを見たのは初めてですが、本当に綺麗です。ずっと包まれていたい…優しい桜色の光は、心もピンクに染めてくれますよ。

目黒川地図

『目黒川みんなのイルミネーション2016』
大崎駅と五反田駅の間の目黒川沿いで1/9まで
17:00~22:00

レポート:ひろたみゆ紀

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