元々ピアスは『魔除け』でした【鈴木杏樹のいってらっしゃい】

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赤ちゃんピアス

(商品)4mm Classic Round Baby/Children's Earrings, Screw Back - 14K Gold (Tiny BlessingsHPより)

ピアスの歴史

もともとは『魔除け』だった

ピアスの歴史はとても古くて、古代インダス文明や古代エジプト文明といった、紀元前の時代からあったとされています。

『悪魔、魔物は人間の体の穴から入って来る』

元々、ピアスは“邪悪なものから身を守るため”の『魔除け』として身につけていたそうです。
当時、人が病気になるのは、悪魔の仕業であると信じられていました。
そうした悪魔、魔物は人間の身体に空いている穴から入って来る…そう考えられていたそうです。
例えば、耳がそうですよネ。そのため、耳に光り輝くモノを着けて、暗闇に棲む魔物を遠ざけようとしました。

当時の遺跡からピアスをした男性の骨が発見され、壁画にはピアスをした兵士たちの姿が彫られています。
こうしたことから、紀元前の時代から男性がピアスをしていたことが分かっているそうです。

魔除け以外の目的も

身元の確認をするため

兵士の場合、戦争で命を落とした時、ピアスは身元を確認するためのアイテムでした。

葬儀用に換金するため

また、船乗りの間では、金のピアスをする風習もあり、もしも海の事故などで命を落とした時、それをお金に換えてお葬式を出して欲しい…という意味もあったそうです。

現在でも国によっては、赤ちゃんが生まれるとすぐ、魔物や病気から身を守るためにピアスをつけさせる習慣があるそうです。

(2016/11/22放送分より)

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