主婦から会社社長へ!華麗なる転身を支えてくれた愛犬シャロン【わん!ダフルストーリー】

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子育てがひと段落して、「さぁ、これからは自分の時間!やりたいことをやろう」と思っても、具体的に何をすればいいのかわからない…、そんな経験をした女性は少なくないはず。

現在、千葉県で化粧品会社を経営する小舛 能子(こます のりこ)さんも、かつて、その一人でした。結婚以来、20年以上にわたって主婦として医師の夫を支え、子どもたちを育てあげた小舛さんでしたが、

「下の子どもが無事大学に受かって一人暮らしをするために家を出てしまったら、急に力が抜けてしまって…。主人が仕事に出ている昼間は、自宅に私一人。がらんとした家に一人でいると『このままではいけない、もっと充実した人生を生きたい』と焦る気持ちがつのりました」といいます。

そこで一念発起した小舛さんは、持ち前の行動力で道を切り拓き、今ではオリジナルブランドを展開する化粧品会社の経営者として活躍しています。主婦から会社経営者へ…、その歩みをそっと支えてくれた存在こそ、愛犬のシャロン(トイプードル、メス)でした。

おっとりした性格の今シャロン

おっとりした性格の今シャロン


■前シャロン、今シャロン

外食にもよく一緒にでかけます

外食にもよく一緒にでかけます

実は今、小舛家にいるシャロンは2代目(通称:今シャロン)。1代目のシャロン(通称:前シャロン)は、5年前に15歳で亡くなりました。前シャロンを飼い始めたときも、小舛さんは人生の大きな節目に立っていました。最愛のお母様が脳こうそくで倒れ、寝たきりになってしまったのです。

「気丈でいつもハツラツとしていた母が、全く別人のようになってしまった悲しさと看病疲れで、私もすっかり精神的に参ってしまいました。このままでは母だけでなく、自分もダメになってしまう…と悩んでいたとき、不思議なことに『そうだ!犬を飼おう』とひらめいたんです。当時、子どもたちは小学校高学年であまり手がかからなくなっていましたから、自分を100%頼ってくれる存在=犬を家に迎えることで、心を強く持ちたいと思ったのかもしれません」。

こうして小舛家に迎えられた前シャロンは生まれつき体が弱く、とても大人しい犬でしたが、いつも小舛さんを癒し、元気づけてくれる存在だったそうです。

「私が母のことで泣いていると、駆け寄ってきて涙を舐めてくれたり…、とにかく私の気持ちをよくわかってくれる犬でした」。

もちろん小舛さん自身も前シャロンを我が子のように大切にし、病弱だったシャロンのために、10年以上、都内の大学病院へ月に1度の通院を欠かしませんでした。

「数年間の闘病の末に母が亡くなったときや、つらいことがあったときも『子どもたちやシャロンのために強くいなければならない』と思えたからこそ、乗り越えられたんだと思います」。

そんな強い絆で結ばれていただけに、前シャロンが老衰で亡くなったときの小舛さんのショックはかなりのものでした。

■ミセス日本グランプリを受賞

ミセス日本グランプリに!

ミセス日本グランプリに!

「ちょうどそのころ、私はこのままではいけない…と、一念発起して雑誌で読者モデルを始めていました。そしてさらにステップアップしようと、30代以上の女性を対象にしたコンテスト『ミセス日本』への出場を決意したところでした。なのに、大切な前シャロンが亡くなってしまって…。しばらくはショックで前向きな気持ちになれませんでした」という小舛さん。

そんな小舛さんを心配して、「もう1度、犬を飼ってみたらどうか?」と勧めてくれたのがご主人でした。小舛さんが「シャロン以外の犬を飼うなんて…」と躊躇していると、ご主人が一言、「シャロンは君のことが大好きだったから、君が悲しそうにしていると、シャロンも悲しむよ。シャロンのためにも次の犬をむかえたら?」。
ご主人の言葉に目が覚める思いがしたという小舛さん。そして、その数日後、何気なく入ったペットショップで出会ったのが「今シャロン」でした。

「ショップに足を入れた途端、前シャロンそっくりの子犬が目に飛び込んできて、本当にびっくりしました。前シャロンの生まれ変わりかと思うほどよく似ていて、しかも私にとても懐いてくれたので、これは運命だと思い、うちに迎えることにしました」。

こうして再び犬を迎えた小舛さんは、シャロンの世話をするうちに徐々に前向きな気持ちを取り戻し、予定通り、ミセス日本コンテストに挑戦。50代の部で見事グランプリに輝きました!
受賞以降は華やかな社交の場に招待されることも増え、人脈もどんどん広がっていきました。

「シャロンのおかげで、前向きな自分を取り戻し、新たな人生のドアを開けることができたのです」。

■自身の化粧品ブランド設立、そして新たな夢へ

小舛さんと今シャロン

小舛さんと今シャロン

その後、小舛さんは美容の知識を活かし、故郷である山口県の天然水を使ったオリジナル化粧品を開発して、「ブロウケイド」というブランド名で全国発売を開始。経営者として多忙な日々を送るようになりました。

「仕事で疲れて帰宅しても、出迎えてくれるシャロンを抱っこすると疲れが吹き飛びます。もしシャロンがいなかったら、こんなに頑張れていなかったかもしれませんね。その意味で今シャロンは私のパワーの源。出かけるときも必ず『シャロン!頑張ってくるからね』と声をかけます」という小舛さん。仕事を持つ女性にこそ、犬を飼うことを薦めるそうです。

「女性にはいろいろな役割がありますよね。家庭のある人は『母』だったり『妻』だったり、仕事を持っている人は『社長』だったり『先生』だったり…。場面に応じて求められる役割を果たさなくてはいけないので、疲れてしまいます。でも、犬には、誰もが素の自分で接することができるはず。だから犬と一緒にいると、本当に心が癒される気持ちがするんですよね」。

家族と愛犬シャロンに見守られ、40代半ばを過ぎてから読者モデル、ミセス日本グランプリ、会社経営…と、次々に夢を叶えてきた小舛さんですが、まだまだやりたいことがたくさんあるといいます。

「今の目標は、私のこれまでの経験や美容医療の先生がたの力を活用して、皆様の美をサポートする場を作ることです。日本の女性にもっと美しくなってもらい、もっと堂々と自分らしい人生を歩んでいただきたい。そのお手伝いができるように、シャロンにパワーをもらいながら、頑張っていきたいと思います」。

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  わん!ダフルストーリー Vol.41

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