ご存知ですか?『カマボコ』の名前の由来【鈴木杏樹のいってらっしゃい】

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カマボコの歴史

カマボコとは

『カマボコ』とは“魚肉を練り上げて作ったモノ”の一種、魚肉のすり身に、調味料などを加えて形を作って、蒸したり焼いたりして固めたものです。

名前の由来

『カマボコ』の名前の由来ですが、カマボコと聞くと“板に付いた半円形”を思い浮かべる方いらっしゃるかと思います。ところが最初のカマボコは現在の『焼きちくわ』の形だったそうです。

漢字で書くと『蒲鉾』

『焼きちくわ』はお魚のすり身を木や竹の棒に塗って巻き付けて、そのまま焼いたものですが、その形は『蒲(がま)』という植物の“穂”の部分によく似ています。
さらに『蒲の穂』が、長い槍のような“鉾(ほこ)”と形が似ていることから『蒲(がま)の鉾(ほこ)』となって、やがて『蒲鉾(かまぼこ)』と呼ばれるようになったそうです。
『蒲鉾』という漢字を見て頂くと確かに『蒲の鉾』という字です。

いつから板付きになった?

初期のカマボコが現在の『焼きちくわ』によく似ていたとなると、私達が“カマボコ”と聞いてイメージする板付きのものは一体いつ頃に誕生したのでしょうか?残念ながら、ハッキリしたことは分からないそうです。

室町時代には存在

それでも室町時代の書物には、お魚のすり身を板に盛り付けるように塗って少し炙ったものがあったそうです。このことから室町時代には既に作られていたことになります。

板付きカマボコの登場で『ちくわ』と名前が変化

この板付きのカマボコの誕生によって『蒲の穂』の形をしたカマボコは、切り口が竹の輪っかに似ているところから“竹の輪”と書いて『ちくわ(竹輪)』と呼ばれるようになったそうです。

板付きになった理由

カマボコが板付きになった理由として“作る時に形を整えやすい” “持ち運びに便利”“蒸したり冷やしたりする時に余分な水分を吸い取ってくれるから”だと言われています。

(2016/11/14放送分より)

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