ご存知ですか?“カチクラバシ”【やじうま好奇心】

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今週1週間は高嶋ひでたけさんが休暇ということで、今日は私、ジャーナリストの須田慎一郎がピンチヒッターパーソナリティを務めております。

さて、私のジャーナリストとしての武器は「足」。足を使って、街に出て、生きた情報を得ているんですが、そんな私が、最近気になっている街の言葉、それが「カチクラバシ」
ご存知ですか?

台東区の「御徒町」「蔵前」「浅草橋」を合わせて「徒蔵橋=カチクラバシ」というんです。

カチクラバシ

戦前から、この辺りは職人が集まる「モノづくりの町」だったんですが、最近では若い人から注目を集めていて、生活雑貨や革製品などを手作りするクリエーターの工房や仕事場を兼ねたショップが相次いで開業されてるんです。

「モノづくり」という視点で見ていくと、台東区は、上野には美術館や芸術大学があり、御徒町には革の地場産業があるほか、昔からジュエリータウンのある問屋街だった。
また江戸の伝統工芸を継ぐ職人が多い地域でもある。
2004年には、学校の統廃合で使われなくなった校舎を転用して若手クリエーターの活動や創業を支援する行政の施設「台東デザイナーズビレッジ」もオープンしています。

また最近では「台東モノマチ協会」なるものも発足された。
企業および個人が有機的なネットワークを形成して互いに相乗効果を生み出す関係を築き、『モノづくりのマチ』としての地域性、伝統を生かして当エリアの活性化、情報発信力の向上を図っている組織。

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台東モノマチ協会は、2011年からイベント「モノマチ」を開催。
ことしの5月「第8回モノマチ」が行われ地域のショップや工房190組参加。およそ10万人が訪れました。

ほかにも、2010年に秋葉原駅と御徒町駅間の高架下に「2k540AKIOKA ARTISAN」という商業施設がオープンしました。

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「ARTISAN」はフランス語で「職人」を意味します。店舗数は現在およそ50。
切子細工やバッグ職人・アクセサリーなど様々な工房が集まり、どの店舗も質の高い職人がギャラリーやショップ、工房などを立ち上げ、興味深い空間を演出しています。

大量生産、大量消費とは一線を画し、自分だけのモノや、あったかみのあるモノ。
モノ作りのエリア「EAST TOKYO カチクラバシ」ぜひ、チェックしてください!

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11月14日(月) 高嶋ひでたけのあさラジ!三菱電機プレゼンツ・ひでたけのやじうま好奇心」より

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