ニックネームは「おかめちゃん」広島・中崎翔太投手(24歳) スポーツ人間模様

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昨日の日本シリーズ第2戦を締めくくった広島の中崎翔太投手、代打大谷を空振りの三振に仕留めたのは142キロのストレートでしたが、「どうや!」という顔を見せました。

広島・中崎

日本ハムに勝利し、捕手石原(右)と握手する広島・中崎=マツダ 写真:共同通信社

特徴のある顔をしていますが、ニックネームは「おかめちゃん」
今やカープ女子からの人気はナンバーワンだそうです。
2010年のドラフト6位と指名ランクは低かったものの、セットアッパーとしての資質を見抜いたのは、野村前監督。

「表情がやさしすぎる。マウンドへ行ったら、相手をビビらせる顔をしろ」

と厳命したとのことです。
順調に進み、昨年6月から緒方監督がストッパーへ配置転換を行い、さらなる資質を引き出しました。昨年は29セーブを記録して、オフには背番号21へ変更。今季は61試合に登板し、3勝4敗34セーブをマーク。セーブ王のタイトルは、巨人の沢村に譲りましたが、防御率1.32とセ・リーグの顔と言える大活躍です。

カープファンでなくても丸や田中など、今シーズンの活躍で有名になっている選手はいますが、中崎選手のように今回、日本シリーズを見て初めてその存在を知った方も多いのではないでしょうか。
緒方監督から、

「私生活からしっかりと覚悟をもってやる。それがプロ野球選手」

という話を聞き、禁酒を断行して午前中からトレーニングジムへ通うほどになった。先輩などから、食事などの誘いがあってもいっさい断る。そのようなところから後輩からは「寮の管理人」と言われているそうです。
ドジャースへ移籍した前田健太からの誘いがあっても行かなかったということですから、こうと決めたら守り抜くタイプのようです。そうはいっても、今年、前田に自主トレを誘われると、はい、喜んでと参加しました。
外出せずに何をやっているかというと、

「部屋でお笑いのDVDを観て寝ます」

とのこと。また、自室では小顔ローラーを使用しているとの情報が伝わってくるのは、ぽっちゃり顔がイヤだからだそうです。
現在、黒田など、カープの選手の多くが、チームカラーの赤を基調にしたグラブを使用中ですが、中崎は昔ながらの黄色にこだわる。

「ぼくのラッキーカラーだから」

その内側には初志貫徹と刺繍が入っています。
しっかりしている、芯がある、自分流を貫く。そのような気合いの入ったピッチャーであるようです。

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10月24日(月) 高嶋ひでたけのあさラジ!「スポーツ人間模様」

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