卓球女子・伊藤美誠選手(15歳)スポーツ人間模様

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5回目の対戦で世界一への1歩を踏み出した。
そう感じさせるような大金星を日本の15歳、伊藤美誠があげました。

香港で開催中のリオデジャネイロ五輪アジア予選・東地区第1ステージの準々決勝で、世界ランキング2位、中国の丁寧を撃破。

卓球を始めたのは2歳の時。
お母さんの美乃りさんは、伊藤を身ごもっていた時から、胎教として卓球の試合のVTRを見ていたんですね。
実はその美乃りさんは、高校時代はインターハイ、大学ではインカレに出場し、社会人になってもクラブチームでプレーをしていた経験がある。
生まれてくる子にも卓球の素晴らしさをわかってほしい、と超英才教育を施したわけです。

そうした願いが届いたのは2歳の時。
両親がプレーをしていると美誠ちゃんが「私もやりたい」と言い出した。

そこで、日本の男子のエース、水谷隼の父が代表をつとめるスポーツ少年団に入って、指導を受けた他、「私はスパルタ教育ですから」というほど美乃りさんは我が子を鍛え上げました。
ただ、当時を振り返り、「かわいい娘が、卓球になると、根性をむき出しで私に勝負しにきました」とも話しています。
1日の大半を練習に費やしても、音を上げない。
誰よりも資質を知っているだけに、上級公認コーチのライセンスや、整体師の資格をとり、栄養学まで猛勉強して、サポートしてきました。

「勝て、勝て、絶対に勝て!」と常に耳元でいい続けた。そして、あえて苦しい状況で練習を強いた。

昨年10月のポーランド遠征の時でした。
出発前日の深夜、パスポートがないことに気が付いた伊藤が、合宿先の都内から、お母さんへSOS。
でも、美乃りさんは、磐田市の実家へ滞在中。
そこで、朝一番の新幹線で大阪の自宅へ戻って、パスポートを持ち、すぐさま娘の待つ羽田空港へ。
無事に手渡し、事なきを得ています。

やはり、このお母さん美乃りさんがあっての伊藤美誠選手ということで、これからぐんぐん伸びていくのではないでしょうか。

(原文)青木政司

4月15日(金) 高嶋ひでたけのあさラジ!「スポーツ人間模様」