放置自転車はなくなるか?【ひでたけのやじうま好奇心】

放置自転車集積所1
(Wikipediaより・イメージ)

自転車に関わる問題、いろいろとありますが、放置自転車もそのひとつですよね。

最新の調査では、東京都内の駅周辺の放置自転車・バイクは3万7,000台。
年々減少していますが、依然として対策が必要な状態にあります。

放置自転車が多い駅は、赤羽駅、秋葉原駅、新宿駅、錦糸町駅…と続くそうですが、上位となる駅は、「乗り入れている路線が多い」「駅周辺にお店が活況」などの特徴がありますね。
それだけ利用する人が多いわけです。

放置自転車対策として、我々がすぐ頭に思い浮かぶのは「駐輪場の設置」です。
実際に駐輪場の数は増えていますが、残念ながら収容できる数にも限りがあります。
しかも都心になればなるほど、新たに駐輪場を設置する土地も少なくなる…。
今は地下に駐輪場を作るしかない、というのが実情だったりするんですね。

例えば、錦糸町駅の場合、駅南口に約400台、北口に約1,400台を収容できる駐輪場がありますが、どちらも地下です。
通勤や通学で定期的に利用する人は、地下であってもお金を払っても利用するので、定期利用はほぼ満車の状態ですが、中には地下まで行くのは面倒という人もいます。
そうすると、路上駐輪が増えて放置自転車となってしまいます。

ここ数年、錦糸町駅周辺では、地下ではなく、高架下や駅前通りの歩道に、2時間まで無料の自転車ラックを設置するようになっています。
平場に駐輪場を設置すると利用する人はかなり多く、満車になっているケースも多い。
結局のところ、「停めやすいかどうか」なんですね…。

もちろん、地元の人たちや自治体が協力してキャンペーンを行ったり、自転車が置けないように看板を設置したり、柵を置いたり、カラーコーンを置いたり、そんな対策を取り入れるとか。
錦糸町駅も数年前まで、放置自転車が都内で最も多い駅でしたが、今では4位に下がりました。まだまだ多いですが、かなり改善されている状況です。

商店街に自治体が自転車ラックを必要な時だけ貸し出して対応するとか。
あれこれ様々な工夫をしている。

また、最近、放置自転車を減らすための手段として注目されているのが、シェアサイクル、コミュニティサイクル。
最後の切り札なんて言う人もいますね。
従来のレンタサイクルは、借りた場所に返さなくてはいけないですが、コミュニティサイクルは、一定の地域内にある駐輪施設(ステーション)なら、どこでも自由に貸し出し・返却ができます。
例えば、ニッポン放送の前に自転車が並んでいる駐輪施設があったとしたら、私がその自転車を借りて出掛けて、東京駅前の駐輪施設に返せばOK。
借りた場所まで戻ってこなくていいんですね。

この活動に積極的に取り組んでいるのが千代田区で、2014年から「ちよくる」というコミュニティサイクルを導入しています。
さらに、今は港区、中央区、江東区とも連携した広域実験を行っている。
この「ちよくる」は、事前登録をして、カードやスマートフォンをかざすだけで自転車を借りることのできる画期的なシステム。
各自転車にはGPSなども内蔵されているので、利用者がスマホを操作すれば、駐輪場に停めてある自転車の数や返却できる駐輪場の場所もわかります。
多少の費用はかかりますが、これからはこうしたコミュニティサイクルを利用する方向に社会が変わっていくのではと感じます。

私が思うに、もう時代は変わっているということですね。
自転車を利用する、自転車を停めるには、ある程度お金がかかる時代になったということです。
放置自転車をなくすためには、マナーが大切。そういう気持ちを持つことが大事ではないでしょうか。

各自治体、それぞれに対策を行っている放置自転車。
皆さんもこの問題、考えてみてはいかがでしょうか。

4月14日(木) 高嶋ひでたけのあさラジ!三菱電機プレゼンツ・ひでたけのやじうま好奇心」より