災害時でも使える “液体ミルク”の高い有用性

ニッポン放送「すくすく育て 子どもの未来健康プロジェクト」(11月3日放送)に、日本栄養士会 災害支援チーム、総括責任者の下浦佳之が出演。被災地での支援物資について語った。

淵澤由樹(アシスタント):今回は日本栄養士会災害支援チーム、総括責任者の下浦佳之さんにお越しいただきました。改めて下浦さんから、「液体ミルク」について簡単にご説明をお願いします。

下浦:今年(2019年)3月に国内メーカーから発売されました。特に災害時などで有効とされるのが「液体ミルク」です。ライフラインが途絶した場合などに、粉ミルクのように溶かす必要がない、また水を温かくする必要がないという条件で、そのまま赤ちゃんに飲ませることができます。

淵澤:9月の台風15号、10月の台風19号で被災された地域など、これまでおよそ何ヵ所の避難所に、液体ミルクを届けられたのでしょうか?

下浦:9月の台風15号では、千葉県の避難所等々で必要としている赤ちゃんに、液体ミルクを届けることができました。メーカーさんからの無償提供された液体ミルクは、約10市町におよそ3200本と聞いております。台風19号については現在、支援活動中ですので詳細は把握できませんが、日本栄養士会も宮城、福島、茨城、長野県などに特殊栄養食品ステーションを設置しています。要配慮者の方々に必要なものが届けられるような体制を作り、そこに液体ミルクを発送して、避難所や在宅で避難されている方々のニーズに対応させて頂きました。

淵澤:被災地に液体ミルクを届けられて、お母さん達の反応はいかがでしたか?

下浦:今回は水没された家屋が多く、断水によって清潔な水がない、停電でお湯が使えないことが多くありました。そのため粉ミルクを溶かすことが難しく、液体ミルクが非常に役立ったと聞いております。ただ、適正な使用方法が理解されていないという反省点もあります。あるお母さんから、「残った液体ミルクを改めて飲ませていいのか?」という問い合わせがあり、「災害時に乳幼児を守るための栄養ハンドブック」というものを急遽、液体ミルクと一緒に配布させて頂きました。今後、そのあたりの周知を徹底すべきと考えています。

淵澤:ママたちにとってありがたい、とても力になるお話だと思います。

すくすく育て 子どもの未来健康プロジェクト
FM93AM1242ニッポン放送 日曜 6:04-6:13

ニッポン放送 ニッポン放送
Copyright Nippon Broadcasting System, Inc. All Rights Reserved.