母となったナタリー・ポートマンの魅力全開!『ジェーン』 【しゃベルシネマ by 八雲ふみね・第88回】

さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

今回の「しゃベルシネマ」は、女性が主人公の新たな西部劇『ジェーン』を掘り起こします。

雄大なる大地を舞台に、ひとりの女性の人生を描くロマン・スペクタクル

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アメリカ西部の荒野、南北戦争直後のニューメキシコ周辺。
ジェーンは愛する夫、そして三人の娘と一緒に平穏な生活を送っていた。

ある日、夫が銃弾を受けて瀕死の状態で家に戻ってくる。
夫に傷を負わせたのは、悪名高きビショップ一家の首領、ジョン・ビショップ。

強欲で執念深いビショップの恐ろしさを知るジェーンは、家族を守るため、南北戦争の英雄でかつての恋人ダンに助けを求める。
そして銃を手に取り、愛のために戦う決意をする…。

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主人公・ジェーンを演じるのは、ナタリー・ポートマン。
『ブラック・スワン』で悲願のアカデミー主演女優賞に輝いてから5年。
母となった彼女の強さ、美しさは最強!
非力な女性が自らに内在する力に気付き、家族を守っていく主人公を凛々しく逞しく演じており、ナタリーの当たり役と言っても過言ではないでしょう。

また宿敵ビショップ役には、幅広い役柄で名演をみせるユアン・マクレガー。
そしてかつての恋人ダン役に、本作の共同脚本でもクレジットされているジョエル・エドガートン。
両人ともにセクシー&ワイルド!
愛する女性を命がけで守ろうとする二人の男のドラマにも注目です。

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西部劇と言えば、男性が中心のストーリー展開のものが圧倒的に多い中、本作では女性を主人公に据えているのが面白いところ。
女性が自らの意思で人生を切り開いていくサクセス・ストーリーとしても、とても見応えある作品となっています。

『レオン』での鮮烈なデビュー以降、『クローサー』『マイ・ブルーベリー・ナイツ』『ブラック・スワン』と、着実に女優としてのキャリアを重ねてきたナタリー・ポートマン。
最近では女優業以外にも、脚本執筆、監督としても活躍中。
この『ジェーン』でもプロデュースに名を連ねており、自分の信念で携わるべき仕事を決めているフィルムメイカーという印象を受けます。

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実は本作、監督の交代劇や度重なるキャストの降板など、映画が完成するまでに様々な紆余曲折がありました。
それでもこうして私たちが本作を楽しむことが出来るのは、このプロジェクトに魅力を感じ、実現へと尽力したナタリー・ポートマンの思いがあってこそ。
家族との静かな暮らしを守るために立ち上がるジェーンを観ていると、ナタリー・ポートマンの生き方と重なる部分があり、心が揺さぶられます。

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西部劇特有の壮大な風景と、家族愛を掛け合わせた、新たな息吹を感じる本作。
壮絶なガンアクションありロマンスありと、これまでの西部劇のスタイルに囚われない作風こそ最大の魅力。
普段西部劇をあまり観ない…という人も、気軽に楽しめる一作です。

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ジェーン
2016年10月22日から新宿ピカデリーほか全国ロードショー
監督:ギャビン・オコナー
出演:ナタリー・ポートマン、ユアン・マクレガー、ジョエル・エドガートン、ノア・エメリッヒ ほか
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公式サイト http://jane-movie.jp/

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