新津駅「漬焼きサーモンいくら弁当」(1000円)~運行開始50周年! 特急「いなほ」号

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【ライター望月の駅弁膝栗毛】

新津駅「漬焼きサーモンいくら弁当」(1000円)~運行開始50周年! 特急「いなほ」号

E653系電車・特急「いなほ」、羽越本線・今川~桑川間

10月1日で、運行開始50周年の節目を迎えた特急「いなほ」号。
「いなほ」は、昭和44(1969)年10月、上野~秋田間の特急列車として誕生しました。
昭和57(1982)年の上越新幹線開業に伴い、新潟始発の新幹線連絡特急となり、現在は、新潟~酒田・秋田間で、定期列車が毎日7往復、多客時は臨時列車も運行されます。
オリジナル塗装のE653系電車は、平成25(2013)年から活躍しています。

(参考)JR東日本ホームページほか

新津駅「漬焼きサーモンいくら弁当」(1000円)~運行開始50周年! 特急「いなほ」号

粟島

特急「いなほ」をはじめ、羽越本線・最大の魅力は、日本海の車窓です。
特に村上を出てしばらくすると、奇岩の景勝地「笹川流れ」に差し掛かります。
天気がいい日は、日本海に浮かぶ周囲23㎞の島、粟島(あわしま)が望めます。
夕暮れ時には、思わずジュッと音がしそうなくらい、日本海に丸い夕日が沈んでいくことも。
明るい時間に「いなほ」に乗るなら、車内でウトウト…は厳禁です。

新津駅「漬焼きサーモンいくら弁当」(1000円)~運行開始50周年! 特急「いなほ」号

漬焼きサーモンいくら弁当

平成の大合併で「笹川流れ」を含む山形県境までの一帯は、「村上市」となりました。
村上の特産と言えば、平安時代から朝廷に献上されていたとされる「鮭」!
羽越本線の旅を楽しむなら、やっぱり鮭の駅弁が似合います。
新津駅前を拠点に新潟の駅弁を手掛ける、明治30(1897)年創業の老舗「神尾弁当部」の駅弁で、鮭をたっぷり楽しめるのが「漬焼きサーモンいくら弁当」(1000円)です。

(参考)村上市ホームページ

新津駅「漬焼きサーモンいくら弁当」(1000円)~運行開始50周年! 特急「いなほ」号

漬焼きサーモンいくら弁当

【おしながき】
・酢飯(新潟県産コシヒカリ)
・漬焼きサーモン
・いくらしょうゆ漬け
・味付海苔
・甘酢生姜漬

新津駅「漬焼きサーモンいくら弁当」(1000円)~運行開始50周年! 特急「いなほ」号

漬焼きサーモンいくら弁当

醤油味に漬焼きされたサーモンに、キラリと浮かび上がる脂。
たっぷり脂がのったサーモンに、思わずワクワクが止まりません。
“テッパン”のいくらがセンターを占め、酢飯との間で刻み海苔が橋渡し役を担います。
数々の魚駅弁で育まれた程よい“脂”のノリと、長年の寿し駅弁で培った酢飯のサッパリ感が生み出す、心地よい味のハーモニーが、新潟の旅を間違いなく楽しくしてくれるでしょう。

新津駅「漬焼きサーモンいくら弁当」(1000円)~運行開始50周年! 特急「いなほ」号

E653系電車・特急「いなほ」、羽越本線・今川~越後寒川間

通常は、先頭車両に横長のヘッドマークが入っている「いなほ」号。
日本海の夕日などをイメージしたオリジナル色の編成のほか、瑠璃色・ハマナス色の“単色”編成も1つずつ運行されています。
これらの単色編成は、現在50周年記念ヘッドマークで運行中。(12月中旬までの予定)
この秋は、50周年の「いなほ」に揺られて、日本海の美味しいものを食べてみませんか?

(参考)JR東日本新潟支社ニュースリリース・2019年9月26日分

連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/

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