日本期待の次世代エース・勝股美咲 同じチームの上野投手はやっぱり憧れの存在

女子ソフトボールリーグは、後半戦がスタート。今年は、4勝差の中に、1位から6位までが入っている大激戦になっています。

そんな中、「ニッポン放送女子ソフトボール情報」(毎週日曜 17:40~ショウアップナイタープレイボール内)では、所属のビックカメラ高崎、そして日本代表でも次世代エースとして期待されている、勝股美咲投手に話を聞きました。

■ビックカメラ高崎 勝股美咲 投手
1999年10月12日生まれ 171cm 右投右打 岐阜・多治見西高校出身

 

■「上野投手の復帰戦でのノーヒットノーランは・・・」

―後半戦がはじまりましたが。

『後半戦の試合は、どれも大切になってくるのが多くて、決勝トーナメントに進むためには、勝たなければいけないというのもありましたし。あと上野さんが戻ってきて、そこで全員が揃って総力で頑張っていこうと。後半戦スタートの2試合に臨んで、結果的に自分が投げた試合はあまり良い結果では無い、課題の方が多い結果だったのですが、その課題を克服して、あといい所も沢山あったと思うので、そこを次の試合に繋げていけたらなと思います。』

―ビックカメラには勝股投手を含め、沢山の日本代表選手がいます。今回のように、日本代表として試合をした1週間後にビックカメラ高崎として戦うのは、気持ちの切り替えなど大変ではないですか?

『そうですね。やっぱりビックカメラとして練習するのが少なかった分、不安な部分はちょっとはあったというか。代表合宿からリーグ戦までの期間が短かったので、切り替えっていうのは、少し大変な部分はあるんですけど、そこはしっかり切り替えて入れたかなと思います。』

―後半戦の開幕となった第6節、戸田中央総合病院戦ではリリーフでの登板となりましたが、もともと2番手で投げる予定だったのですか?

『予定では、戸田中央病院戦は、投げる予定では無かったんですけど、監督の方から「投げる準備をして」と試合中に言われて、準備をしたという感じです。いつでも行けるように、しっかり準備はしておいてと、監督からは指示をうけていました。』

―シオノギ製薬戦では、上野投手がリーグ復活登板。そしてノーヒットノーランを達成した訳ですが、ベンチで見ていてどうでしたか?

『ケガをされてから、この復帰戦でノーヒットノーランを達成されるというのは、まだまだ進化し続けている、やっぱりすごい方だなって。やっぱり憧れの存在であって、もっと近づけるように頑張りたいなと思いました。』

―上野投手は今年、4試合目で骨折をして戦線離脱をしてしまったのですが、シーズン前のインタビューで、『今年は、去年以上に、若手に投げるチャンスを与えていくと思います』と話していたのですが、結果として、上野投手が抜けて、若手主体の投手陣になりました。ただ、上野投手が《投げない》と《投げられない》のでは、意味合いが大きく違ってきます。その辺りは投手陣で話し合いましたか?

『上野投手に頼っていた部分も沢山あったので、上野投手がいない中で、他の投手がしっかり投げて。1人で投げ切れない試合は、みんなで繋いで行けるように、1イニングでもチームの勝利に貢献できるように頑張りたいという思いで、前半戦を戦っていました。』

―そんな前半戦は、勝股投手3勝、濱村投手5勝を挙げています。この勝利は自信になりましたか?

『リーグ戦で、初めて1試合投げさせていただけたので、やっぱりそれは少し自信に繋がりました。』

■「SG戦で、1試合投げ切れたのがよかった」

―今年のリーグ戦は大混戦になっています。勝股投手は、今年のリーグをどういう感じで見ていますか?

『そうですね。接戦にはなっていると思うんですけど、1試合1試合、勝っていくというのが目標なので、しっかり自分達が出来る事をやっていくという感じです。前半戦、今まで上位に居たチームが苦戦していますが、やっぱり外国人投手が沢山入って来ている今、その投手を攻略するというのが打者の仕事なんですけど、その打者が打てない時に、私達、投手が失点をしないという事が大事だと思うんです。
私も投手なので、いつも野手の方に沢山助けて頂いているので、そこは野手が打てない時こそ、投手がしっかり踏ん張っていけるような戦いをしていかないといけないなと、自分の試合だったり、他のチームの試合を見て感じました。』

―勝股投手がベンチなどから相手投手を見ていて、気がついたポイントを味方の打線に教えたり、という事はあるのですか?

『ないです(笑)。わかんないです(笑)。』

―今シーズン、印象に残っている試合や投球はありますか?

『良い結果を残している試合が少ないので、あんまりないんですけど、前半戦のSGホールディングス戦は、しっかり1試合を投げ切れたというのが良かったかなと思います。』

―1試合投げ切る、完投するというのは、勝股投手の中ではちょっと違う事なんですね。

『そうですね。いつもショートイニングだけだったので、先輩に「あとお願いします」という感じでマウンドを降りていたので。そうじゃなくて、自分の力で投げ切って、1勝はしたいと思っていたので、1試合投げさせて頂いて、勝てたのは良かったかなと思います。』

―完投するのには、体力が必要だと思いますか?

『そうですね。やっぱり2打席目、3打席目となってくると、打者も色々と考えてくるので。自分でもしっかり投げ切れないと打たれてしまうので、体力だとか考え方だとか、色々、1試合投げる事で勉強できることが沢山あります。』

■「デッドボールすれすれのインコースに投げないと」

―今年も日本代表に呼ばれ、色々な国々相手に投げてきましたが、手応えはどうですか?

『いやぁ、まぁ・・・いい所もあったと思うんですけど、まだまだだなと。やっぱり通用していないなと感じました。』

―アメリカと対戦する時と、その他の国と対戦する時は、投球術は変えるんですか?

『他のチームも、海外のチームは強い国ばかりなので、厳しいコースに投げるという事は変わらないと思います。』

―去年の世界選手権もそうですが、日本対アメリカは延長サヨナラ勝ちだったり、1点差だったり、僅差での勝負になっています。その僅差での試合で勝つには、何が必要だと思いますか?

『やっぱり、バッターの近めにしっかり投げ切れないと。1球でも甘くなってしまえば打たれてしまうので、デッドボールすれすれのインコースに投げれなければダメだな、と感じました。』

―勝股投手は、高校生の時から日本代表に選ばれています。ビックカメラ高崎よりも日本代表の方が長いような気がするのですか、代表のチームメイトは、お姉ちゃんみたいな感じなのですか?

『そんな実感はないです(笑)。でも、皆さんとてもやさしく、いつも面倒を見て下さるので、そういう存在かもしれませんね。』

―ちなみに、日本代表で移動する時にバスに乗ると思うのですが、席順とかあるのですか?

『学年というか、(年齢が)上の方から後ろの座席に座っていきます。』

―勝股投手の隣に座るのは誰が多いですか?

『濱村さんです(笑)。(濱村ゆかり投手 所属ビックカメラ高崎)』

■「新人賞を狙っていきたいなと思っています」

―勝股投手の今年の目標を教えて下さい。

『去年より、勝利数をあげたいと思っています(2018年成績 2勝0敗 防御率2.41)。あと、まだ新人賞が獲れる年なので、狙っていきたいなと思っています。』

―勝股投手からのメッセージを。

『皆さんの応援が自分自身の力になりますし、応援されている分、その期待に応えられるように頑張っていきます。後半戦、チーム総力で頑張っていくので、これからも応援よろしくお願いします。』

ビックカメラ高崎BEE QUEEN  https://www.biccamera.co.jp/sport_activity/index.html
日本女子ソフトボールリーグ機構 https://jsl-women.com/
チケットインフォメーション https://jsl-women.com/static_pages/view/ticket/

*写真は、チームからお借りしたものです。

(よこいみちひと)

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