知らない情報が満載の本『からだにおいしい魚の便利帳』

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黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に、WEBサイト「ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑」を運営している水産アドバイザー藤原昌高が出演。「市場魚貝類図鑑」を作ることになった経緯とその内容について語った。

高橋書店『からだにおいしい魚の便利帳 (便利帳シリーズ)』著:藤原昌高(※画像はAmazonより)

黒木)今週のゲストはWEBサイト「ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑」を運営されている、水産アドバイザーの藤原昌高さんです。藤原さんは日本全国の魚の調査をしていらっしゃるプロフェッショナルですが、ネット上での「ぼうずコンニャク」とは、そもそもどういうものなのですか?

藤原)少し難しい話になるのですが、「図鑑上の名前は変えてはいけない」というルールがあるのです。たとえばフナとか。でも、なぜかこの「ボウズコンニャク」だけ名前が変わってしまったのです。もともと「チゴメダイ」という、かわいい名前だったのに。

黒木)チゴメダイ。

藤原)はい。それが「ボウズコンニャク」という不思議な名前になったので、「どうしたのでしょう」と聞いたのがきっかけです。

黒木)チゴメダイという名前の魚が、いまはボウズコンニャクになっているわけですか?

藤原)そうです。図鑑上の名前は。

黒木)それで、ぼうずコンニャク。市場魚貝類図鑑を制作されているのですが、どんな図鑑ですか?

藤原)人間とかかわりのある水産生物を、全部載せています。

黒木)かかわりのある水産生物。

藤原)食べたり、飾りにしたり、昔はお金にしたり…。そのすべてを載せる。

黒木)魚の辞書ですよね。

藤原)昔は図鑑をつくろうと思っていたのですが、魚の辞書になってしまいました。

黒木)魚のことなら、何でもご存じでいらっしゃるということですか?

藤原)いや、僕は魚類学者ではありません。どちらかと言うと文化人類学的な、「この人はこの魚をどう食べていたか」ということを調べるのが専門なのですが、いつの間にか魚の分類もやるようになってしまいました。

黒木)お寿司の図鑑もあるのですよね。その数もとんでもないものですが。

藤原)まだ1万種類だと思います。

黒木)ちなみに、それは召し上がったこともあるのですか?

藤原)全部、食べています。

黒木)水産アドバイザーでいらっしゃる。

藤原)私の『すし図鑑』を見て、お寿司をつくり始めたというお寿司屋さんもいるので。

黒木)そうですか。

藤原)寿司ネタはいま、かなり増えています。鹿児島では何でも握ります。

黒木)お魚というのは、どの魚も食べられるものなのですか?

藤原)いや、絶対に食べられないものもあります。

黒木)間違って食べたら大変ですね。

藤原)そうですね。皮も含めて、どこを食べてもダメという魚もあります。

黒木)WEBでやっていらっしゃるのですけれども、WEBだけでは生計は立てられないですよね。アドバイザーで生計を立てていらっしゃるのですか?

藤原)出版物ですね。意外にベストセラーばかりで。どうしてでしょう、あんなに地味な本を。

黒木)世の中にないからですよね。

藤原)そうですね。専門家がつくった魚貝類の本は、僕の本しかないです。通常は編集者の人が、こういうものをつくりたいと言ってつくるのですが、僕は自分でこうしたいと思ってつくります。

黒木)ご自分で写真を撮られるのですか?

藤原)写真も撮りますし、料理もすべて自分でやります。

黒木)物心がついたときから、お魚が好きだったのですか?

藤原)僕は20歳まで魚を食べられなかったのですよ。

黒木)魚をですか?

藤原)はい、まったく。見るのも嫌でした。

藤原昌高(ふじわら・まさたか)/ Web図鑑「市場魚貝類図鑑」運営

■1956年、徳島県生まれ。
■子供のころから川の生き物に親しみ、水産生物のことを調べ始める。
■その後、人間と関わりのある食品(生物)を30年以上にわたって調査。
■ぼうずコンニャク株式会社を設立し、Webで「ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑」を運営するほか、水産に関わる本を多数執筆。著書に『からだにおいしい魚の便利帳』など。
■元島根県水産アドバイザー、水産庁の外部専門家。

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