内閣改造人事~二階幹事長留任で囁かれる安倍総理4選の可能性

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(9月5日放送)にジャーナリストの鈴木哲夫が出演。内閣改造人事について解説した。

政治 会見に臨む自民党・二階俊博幹事長=2019年2月26日午前、国会内 写真提供:産経新聞社

二階幹事長と岸田政調会長続投へ

安倍総理は4日、11日に行う自民党役員人事で二階幹事長と岸田政調会長を留任させる方針を固めたと、複数の関係者が明らかにした。総理は今回「安定と挑戦」の人事方針を表明していて、政権中枢については安定性を重視した格好となった。

飯田)二階幹事長が代わるのかというところは、ずっと言われていましたよね。

鈴木)小泉進次郎氏が入るか入らないかというのも話題ですが、今度の人事のいちばん大きなポイントは、幹事長人事だと思っていました。二階さんが続投するのか、代わるのか。代わるとすれば、誰が幹事長をやるのか。

政府与党連絡会議で発言する安倍晋三首相(手前)=2019年9月2日午後、首相官邸 写真提供:産経新聞社

4選を考えるのであれば大幅には変わらない

鈴木)今度の人事の見方としては、安倍さん4選の可能性です。いまは3期目で、本来ならばこれで終わりですが、もう3年やるつもりなのかどうかで、中身がガラッと変わって来ます。安倍さんに近い自民党の人の話では、4選がある場合は大幅には変わらないだろうということです。なぜかと言うと、もしこの先に4選という可能性を残すのであれば、安倍さんは求心力を維持しなければいけないし、「ポスト安倍」という可能性も封じなければいけません。いまある力のバランスを維持して、できる限り「ポスト安倍」と言われる人たちを閣内に取り込んで封じ込めて行くので、あまり代わり映えはしない。でも、もし安倍さんがこの3期で終わりだと言うのであれば、かなり大胆に変わるのではないかと言っていました。

飯田)本当に自分がやりやすいように改造するということですね。

2017年10月(60歳)(岸田文雄-Wikipediaより)

3期で終りならば幹事長は二階氏以外の人

鈴木)安倍さんがもしこれで辞めるなら、影響力を行使するためには自分の気持ちが通じて、言うことをある程度聞いてくれる人を「ポスト安倍」に置くでしょう。その人は次の総裁選に出て総理を目指すわけですから、今後の内閣改造人事でそれなりのポジションに就け、箔をつけてから総裁選に臨ませなければいけないではないですか。そうすると、やはり幹事長になるでしょう。そうなると二階さんは当然代わりますよね。二階さんには実力があるから、いろいろ発言をして政局に流れを作ったり、安倍さんに影響を与えるではないですか。安倍さんとしては気を使うのだけれど、これで終わりならば二階さんが何を言ってもいいわけだから、思い切って自分の後継者を幹事長に就けるのではないかということです。そこで側近のその人は、加藤勝信さんの名前を挙げていました。しかし、昨日(4日)から新聞や周辺が言っているのは、二階さん留任であると。岸田さんも留任ということになると、あまり動かない。ということは、理屈で言えば安倍さんのなかには4選という選択も残せることになります。

外相時代(2019年)(河野太郎-Wikipediaより)

河野外相の続投はあるのか

飯田)メールも来ています。ラジオネーム“ケイ”さんから、「個人的には外務大臣について、河野外務大臣続投の方が、対韓国にはいいと思います。嫌韓と言われている茂木さんですが、韓国に強く言えない気がして心配なのですよね。順番待ちの議員さんがいるのは承知していますが、適材適所で配置をして欲しい。そうでないと、また『お友達内閣』と言われかねないのではないかと思うのですよね」といただきました。

鈴木)外務大臣はポイントですよね。河野さんはいろいろと評価があって、この前の無礼な行動はまずかったと思いますが、河野さんなりに中東問題など、着実にやって頑張っていると思います。韓国も、いまこういうことになっているから継続という考え方もあるし、河野さんを代えるということになると、韓国へのメッセージになるでしょう。よく取られるか悪く取られるかわからないリスクがあるので、続投もありかと思います。

【勤労統計不正】幹部職員に対する訓示をする根本匠厚生労働相=2019年1月22日午後、東京都千代田区 写真提供:産経新聞社

厚生労働相には誰が就くか

鈴木)あと重要なのは、厚生労働大臣だと思います。例の2000万円問題、財政検証の問題がありました。年金制度をどうするのか。この前の参議院選挙でも、有権者のいちばんの関心は外交でも改憲でもなく、社会保障だったのです。年金については大改革をしなければいけない時期に来ました。支給年齢を下げる、パートも厚生年金に入れるとか。厚生年金は企業が半分払うから、企業の負担がものすごく増えます。絶対に反対だという話にもなって来るし、年金制度改革を考えると、厚生労働大臣は非常に大きなポイントだと思います。

飯田)外務大臣は言われていますが、厚生労働大臣はわからないですよね。

鈴木)いまは根本さんがやっていますが、果たしてそのまま行けるのか。あとは小泉進次郎氏がどうかということ。僕は入らないと思います。何となく溝があって、安倍さんが言わない気がします。

飯田浩司のOK! Cozy up!
FM93AM1242ニッポン放送 月-金 6:00-8:00

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