あおり運転から身を守るための手段

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(9月5日放送)にジャーナリストの鈴木哲夫が出演。あおり運転対策について解説した。

あおり運転から身を守るための手段

【常磐道あおり運転】常磐道でおきたあおり運転事故で茨城県県警により行われた実況見分。黒いSUVが容疑者車両、白いSUVが被害者車両=2019年8月31日、茨城県守谷市 写真提供:産経新聞社

東京海上日動火災保険が特約にあおり運転対策を追加

東京海上日動火災保険は4日、自動車保険の特約に10月からあおり運転対策を追加することを明らかにした。ドライバーはあおり運転に遭った際、ドライブレコーダーについているボタンを押すだけでオペレーターと会話ができる。助言を受け、相手の車の特徴や発生場所を、警察に通報できるようになる。

飯田)あおり運転がこのところ社会問題化していますが、保険会社がこうやってサービスを立ち上げるのは初めてのことのようですね。

鈴木)本当は東名高速で起きた事故の後に、保険会社だけではなく政治も含めて動けばよかったと思いますが、そこそこに早い対応でいいと思います。起こった後の対応になりますが、同時にもっと厳しい抑止力を含めて対応すべきだと思いませんか? ようやく自民党のなかで話が出ているようですが、いまは定義がないので、あおり運転という定義を定めて罰するべきです。

飯田)そこが、いまは難しいわけですね。

鈴木)この前の新東名での殴打事件も、執行猶予がつく可能性も言われました。そういう意味では、あおり運転を法律で定めて厳罰化することは、絶対にやらなければいけないことです。これがようやく動き出して、臨時国会くらいでスピーディーにやるべきだと思います。

あおり運転から身を守るための手段

東名高速道路のあおり運転事故の判決公判が開かれる横浜地裁=2018年12月14日午前 写真提供:共同通信社

あおり運転防止のために必要なこと

鈴木)抑止力として、警察のヘリコプターでの監視がありますが、これは効果があると思います。スピード違反を取り締まるカメラがあるところでは、みんなスピードを落とすでしょう。ヘリで見られているという意識が定着すれば、あおり運転の抑止力になります。それと、教育です。あおり運転をやる側の人間に対して行う教育。これらに加えてもう1つ言うと、あおり運転はする側が悪いです。しかし、自己防衛もしなければいけません。車線をむやみに変更しないとか、追い越し車線を使って遅い車を追い抜いた後は、速やかに真ん中の車線に戻るなど、高速道路では注意が必要です。

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