あなたは大丈夫? 子供を脅かす「教育虐待」とは

新潮社出版部長の中瀬ゆかりが、8月22日放送のニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」に出演、社会問題になっている「教育虐待」について語った。


放送までの一週間の週刊誌の記事を中瀬が解説する同番組木曜日の特集企画「週刊誌ななめ読み」。この日は週刊新潮8月29日号の特集記事「あなたも加害者と紙一重という教育虐待」について解説した。

「子どものために」と親は本気で思っているが、過度な期待の下、我が子に行き過ぎた教育をしてしまう……同記事によると、そういった「教育虐待」が、いま各地で報告されているという。

2016年8月21日、愛知県名古屋市で当時小学6年生だった少年が胸を包丁でひと突きされて亡くなった。犯行に及んだのは、少年の中学受験勉強を二人三脚で見てきた父親だった。教育熱心だった父親は日ごろから刃物をちらつかせて少年を脅し、勉強させていた。最初はカッターナイフだったが、ペティナイフになり、最後は包丁になって、少年を刺殺してしまった。いくら受験勉強とはいえ、刃物をつかって脅すという行為は“異常”である。

この「教育虐待」について中瀬氏はこう語る。

「子どものための受験勉強のはずが、子どもの命を奪ってしまうなんてまったく本末転倒。本人は子供のためを思ってやっているつもりでも、本心は自分のプライドのためだったりしますからね」

厚生労働省の「自殺対策白書」で2018年から過去10年をさかのぼると、10代の自殺原因は「家族からのしつけ・叱責」「親子関係の不和」「学業不振」などの理由が多く、男女ともに「いじめ」よりも圧倒的に多いことがわかる。

さらに記事では、子どもの受容範囲を超えて勉強させる「教育虐待」を防ぐための提言を紹介。

(1)『子どもの勉強をみていて感情が高ぶってしまったら“自分は今、溺れているのだ”と思うこと』
(2)『子どもの出来は親次第とか、東大に子供を合格させた親のやっていたこと、というようなメディアの情報を真に受けないこと』
(3)『子どもの人生に親が依存しないこと』

最後に中瀬氏はこう締めくくった。

「もし『自分は教育虐待していないだろうか?』と思う方がいたら、それはたいていの場合、大丈夫。子どもを壊すほどのひどい教育虐待に至るのは、親に迷いがないケースがほとんどなんだそうです」

中瀬ゆかり 那須恵理子アナウンサー 垣花正アナウンサー

垣花正 あなたとハッピー!
FM93AM1242 ニッポン放送 月-木 8:00-11:30

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