ひろたみゆ紀・空を仰いで

ディカプリオ、タランティーノ監督と来日 初”タラレオ“2ショット!

ひろたみゆ紀による取材レポート。今回は、映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」の記者会見—

初のタラレオ2ショット!

え? 誰と誰かって?

ハリウッドの鬼才 クエンティン・タランティーノ監督とハリウッドの大スター レオナルド・ディカプリオです。クエンティン・タランティーノ監督の4年ぶりの最新作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』が8月30日に公開されるのを前に、来日した2人。都内のホテルで記者会見が行われるというので、駆けつけ潜入して参りました!

広~い会場は250人もの報道陣で超満員、物凄い熱気にあふれています。カメラマンも記者たちも準備万端、いよいよ待ちに待った2人の登場です。会場からは大拍手。フラッシュとシャッター音の嵐。わ~っ!2人とも背が高い!がっしり男性らしい!カッコいい!!そして、そこにただ立っているだけなのに抑えようのないオーラを放っています。ステージには紅一点、まさしく真っ赤な衣装がよくお似合いのプロデューサーのシャノン・マッキントッシュも登壇。素敵な大人の3ショットです。

6年半ぶりの来日を果たしたタランティーノ監督は開口一番「今日は集まってくれてありがとう」と満面の笑み。奥さまがご懐妊されたそうで「家中に小さなタラちゃんが沢山いるような日も近いと思うよ」……タラちゃんって……どこまで日本通なんでしょう、タランティーノ監督!(ぷぷっ) まあ、パパも“タラちゃん”ですしね。このジョークで一気に場が和みました。

続いて『ギルバート・グレイプ』以来11度目の来日となったディカプリオは「日本に戻って来られて嬉しいよ。いつも温かい歓迎に感謝している」とカッコよく決めました。初来日のマッキントッシュは「2日間東京を回りましたが、本当に美しい街だと思う。皆さんにこの作品を楽しんで頂きたい」と、それぞれの来日の思いを語ってご挨拶。

タランティーノ監督が執筆に5年の歳月を費やした『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』。レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットという今世紀最大の2大スターを初共演させ、2人の友情と絆を軸に1969年のハリウッド黄金時代の光と闇に迫る、この夏必見の超話題作です。全米では7月26日に公開され、4035万ドルの大ヒット!タランティーノ史上最大のオープニング成績を飾りました。

当時ハリウッドで起きたシャロン・テート事件を描き、実在したマーゴット・ロビー演じる女優シャロン・テートと、主演の2人が演じる俳優リックとスタントマン・クリフという架空の人物を加えた作品について、タランティーノ監督は「この作品で描いたのは、ハリウッドのカウンターカルチャーの変化が見られる面白い時代。街だけでなく業界自体の変化、そして実際の事件を時間軸にすれば歴史的な部分も掘り下げられて面白いと思った」と1960年代のハリウッドの魅力を語ってくれました。本作では、古き良き時代のハリウッドのセット、ヒッピーカルチャーやファッションも見どころです。監督自身も「50年間という時を逆回しして、今生きている街で、CGやスタジオを使わずに、ビジネスも普通に行われている人通りのある場所を、美術や衣装を駆使して再現できたことが一番の満足」と述べています。

ディカプリオは「リックを演じるに当たって沢山の俳優を参考にした。タランティーノといえば映画マニアで物凄い知識の宝庫なので、色々なものを紹介された。この映画は業界、ハリウッドの祝福のようなお祭りだと思った。僕たちが愛した作品に貢献した俳優たちの多くは忘れ去られていると思う。今回は自分でも知らなかった、または忘れ去られた映画人に触れることができた幸せな旅だった」とハリウッドの歴史に思いを馳せるように話してくれました。

この作品について2大スターを起用した理由についてタランティーノ監督は「この2人がピッタリだったから! 自分が選んだというより、彼らが選んでくれたんだ。世界中からオファーがある中で自分を選んでくれたことが嬉しい。2人をキャステングできたことは“世紀のクーデター”だと思うよ」と興奮気味でした。

最後に作品のタイトルであり舞台でもある“ハリウッド”が持つ意味について問われると、タランティーノ監督は「成功と失敗が隣り合わせにある映画業界と市民が住む街の2つの意味を持っていて、この作品は両方を描いている。ポジションがどんどん変わる興味深い業界で、高校生活が続いているような感覚になる街だと思う」、ディカプリオは「僕が生まれ育った場所。悪評もありそういう人がいるのも事実だが、僕にとっては家族と良い友達がいて、自分の一部になっている。夢の工場でもあり失敗もある街。世界中から集まった多くの素晴らしい人々に出会ったり、LAに戻るのはいつも嬉しい」と、それぞれ“ハリウッド”への愛を語って幕を閉じました。

会見中は、レオ様の“カッコいいオーラ”が半端なかったです。頷く角度も、組み替える長い脚も、質問に答える度に水を飲む姿も……全てが。そして、タランティーノ監督は、常に明るく饒舌で明るさ満点!意識しているのかいないのかわかりませんが、あれだけ周りを盛り上げようとする姿勢は、監督さんとしては本当にスタッフから愛されるのではないでしょうか。プロデューサーのマッキントッシュは「タランティーノ監督のスタッフは他にどんな仕事をしていようと、彼が脚本を書き始めると“撮影はいつなのか?”と連絡してきて、他の仕事を断ってでもクルーに入ろうとする」と監督とスタッフの絆の強さを披露してくれました。

こんな素敵なスタッフが全力で作り上げた『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』、夏の終わりに一緒に往年のハリウッドを楽しみましょう!

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『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』 8月30日(金)公開

[STORY]リック・ダルトン(ディカプリオ)は人気のピークを過ぎたTV俳優。映画スター転身を目指し焦る日々が続いていた。そんなリックを支えるクリフ・ブース(ピット)はスタントマンかつ親友でもある。目まぐるしく変化するハリウッドで生き抜くことに精神をすり減らしているリックとは対照的に、いつも自分らしさを失わないクリフ。パーフェクトな友情で結ばれた二人だったが、時代は大きな転換期を迎えようとしていた。そんなある日、リックの隣にロマン・ポランスキー監督と女優シャロン・テート夫妻が越してくる―。そして、1969年8月9日―それぞれの人生を巻き込み映画史を塗り替える【事件】が起こる。
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