韓国はなぜホワイト国除外問題を大きくするのか

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(8月28日放送)に数量政策学者の高橋洋一が出演。韓国の優遇対象国除外について解説した。

韓国はなぜホワイト国除外問題を大きくするのか

外務省で取材に応じる河野太郎外相=2019年8月22日、東京都千代田区 写真提供:産経新聞社

輸出管理の優遇対象国から韓国を除外する政令が施行

韓国を輸出管理の優遇対象国から外す政令が、28日午前0時に施行された。韓国は輸出管理の対象として新たに設けられたA~Dのうち、グループBに位置づけられている。

 

世耕経済産業大臣)引き続き、外為法の規定に基づく厳格な審査に努めると共に、正当な民間取引であると確認できた輸出については許可をしていく方針であります。いままで通り、粛々と運営していきたいと思っております。

 

飯田)閣議決定したのは今月(8月)の頭でした。それが28日午前0時をもって施行されたということです。

高橋)予定通りですね。

飯田)これで完全に韓国へ、物が輸出できなくなるわけではないですよね。

高橋)品目も全部ではなくて、いろいろな段階でいろいろな規制があって、物によって違うので、それはよく見た方がいいと思います。通常は許可を取るのが当たり前なので、これでどうということはないし、サムスンへの重要な物質も長期にわたって優遇ができるとわかっているので、それほど大きな話ではないのです。ただ制度上、グループAではなくなるだけです。

韓国はなぜホワイト国除外問題を大きくするのか

日本の植民地支配からの解放を記念する「光復節」の式典で演説する文在寅大統領(韓国・天安)=2019年8月15日 写真提供:時事通信

韓国が問題を拡大させ、引き延ばす理由

高橋)それに対して、韓国の反応が過剰過ぎるのですよ。GSOMIA破棄にまで持って行くようなことではない、輸出管理の話です。管理の政令のところに理由が書いてありますが、それに沿ったものでないと日本としても対応できないのです。そもそもGSOMIAの話は防衛省で軍事情報の話ですから、世耕さんに言っても関係ないのですよ。韓国が「このように輸出管理をしています」と言えばいいのです。日本から輸入したものはこうやって消費して、第三国へ輸出していると言えばいい。逆にそういうリストを出して貰ったら、日本としては何もできないのですよ。本当に横流ししているのではないかと疑ってしまいます。

飯田)日本が指摘しているのは、フッ化水素がイランやシリアへ渡っているということです。フッ化水素はサリンの原料になるので、ちゃんと管理しましょう、だからリストを出してください、ということですよね。

高橋)側近のスキャンダルもあるし、自分の経済政策の失敗で、失業率が高くなっているのですよね。

飯田)特に若い人たちの。

高橋)そちらの話を隠したいのかと思ってしまいます。

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