河野外務大臣が中国王毅外相と会談~現在良好な日中関係

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(7月31日放送)にジャーナリストで東海大学教授の末延吉正が出演。ASEAN外相会談を前に、東アジアの現状について解説した。

王毅-Wikipediaより

台湾、香港、アメリカとやり合う中国~日本は敵にしたくない

河野外務大臣が明日(8月1日)に中国の王毅外相兼国務委員と会談することが決まった。東南アジア諸国連合(ASEAN)関連外相会議に合わせて開催されるもので、タイの首都バンコクで行われる。また調整していたロシアのラブロフ外相との会談は日程が合わず見送り。一方、韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相との会談はいまのところ調整中ということである。

飯田)王毅さんとは明日やるということです。ASEANを舞台とした外交が展開されるわけですか?

末延)これから今年(2019年)の冬にかけて、外交の季節ですよね。中国とは非常にうまく行っています。逆の言い方をすると、ロシアの北方領土問題はやや停滞ぎみですが、韓国を除くと話はうまくできる状況にありますから、中国との間では、すでに決まっている来春の習近平主席の日本公式訪問の詰めをする。あとは韓国・北朝鮮・台湾、この辺の全体の情勢について意見交換ということで、日中会談そのものは揉めるということはない。いい感じで終わるのではないでしょうか。

飯田)そうなると韓国、あるいは北朝鮮に対して中国もどういうアプローチをして来るのか。

末延)G20の前に、習近平さんが平壌に行きましたね。あのときも安倍総理からのメッセージという形で、拉致問題を中国側もプッシュしています。もちろんトランプさんも。そういう意味でいま、日中の関係は北朝鮮の問題でもいい方に働いているということではないでしょうか。問題は、韓国の文在寅政権です。反日叩きで支持率を上げて、北朝鮮に引っ張られるような形ですから、ここがきちっとした政権ができて落ち着かないと、なかなか極東アジア全体にガサガサした感じが残りますよね。

20カ国・地域(G20)首脳会議(大阪サミット)に出席するため来日した、中国の習近平国家主席(中央)=2019年6月27日午後、関西国際空港 写真提供:産経新聞社

焦りの強い韓国経済~日本はもう韓国を甘やかすことはない

飯田)文在寅政権の支持率が50%を超えて来ていて、このところ調査するたびに上がっている。

末延)ただ、経済界の焦りはすごい。このままずっと行くと韓国経済は殆ど壊滅的になる可能性がありますし、それからもう1点。中国が日本にいいのは香港の問題があって、これで台湾の独立志向の強い蔡英文(ツァイ・インウェン)台湾総統の支持率が逆転して、台湾の状況も変わって来た。ここは中国と緊張関係にあります。従って中国はいま、いろいろな敵を作りたくない。何よりもアメリカとやりあっている最中です。日本にとって気になるのは韓国と北朝鮮ですが、政府サイドを取材すると、いつもの甘えだということです。いろいろ言っていれば、最後は日本が譲ってくれるだろうと思っている。過去ずっとそうだったからと。でもその繰り返しはしない方がいい、国際ルールやマナー、あるいは約束事を守るのだということをキチッと確立した方がいいというのが、いまの政権の考え方です。いままでのように何となく、水面下でしょうがないかという形で譲るということは、今回はないとはっきりしています。

飯田)韓国が困っているだとか、日本製品の不買運動があるということを朝日や毎日が書いていますが、一方で世論調査では、ここは韓国を甘やかしてはいけないという世論がずっとついて来ていますね。

末延)特に天皇陛下に謝罪しろと言った文喜相国会議長、あの辺りから少し韓国も言い過ぎではないかと、割とおとなしい日本人が変わりましたよね。その辺は大きなターニングポイントだったと思います。

飯田浩司のOK! Cozy up!
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