東京駅「小江戸旅弁当」(1000円)~栃木と江戸を「駅弁」で結ぶ!

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【ライター望月の駅弁膝栗毛】

東京駅「小江戸旅弁当」(1000円)~栃木と江戸を「駅弁」で結ぶ!

253系電車・特急「日光」、東北本線・東大宮~蓮田間

東京・新宿を朝7時半に発って、東武日光を目指す特急列車「日光」。
JR・東武直通特急列車は、平成18(2006)年の運行開始以来、1日4往復の定期列車に加え、連休や行楽シーズンには多くの臨時列車も運行されています。
JRの車両は、平成23(2011)年から元・成田エクスプレスの253系電車が外観・内装共に、大きくリニューアルされて活躍しています。

東京駅「小江戸旅弁当」(1000円)~栃木と江戸を「駅弁」で結ぶ!

東武100系電車・特急「スペーシアきぬがわ」、東北本線・蓮田~東大宮間

一方、東武鉄道からJRに乗り入れて来るのは、平成24(2012)年に、カラーリングや内装がリニューアルされた、「スペーシア」の愛称で親しまれている東武100系電車。
JR・東武直通特急列車は、東北本線・東武日光線経由で運行されていますが、乗務員交代が行われる栗橋駅では、列車のドアが開かないのも特徴の1つです。
このため下り列車は、大宮を出ると最初の停車駅が東武日光線の栃木駅となります。

東京駅「小江戸旅弁当」(1000円)~栃木と江戸を「駅弁」で結ぶ!

小江戸旅弁当

栃木県栃木市、じつは“小江戸”の名で親しまれる蔵の街です。
そんな街の特色を活かし、料理研究家・冬木れい氏監修のもと、地域の伝統にのっとった「とちぎ江戸料理」という切り口で街を盛り上げています。
この「とちぎ江戸料理」と「日本ばし大増」のコラボで誕生し、「日本レストランエンタプライズ(NRE)」で販売されている新作駅弁が、「小江戸旅弁当」(1000円)です。

東京駅「小江戸旅弁当」(1000円)~栃木と江戸を「駅弁」で結ぶ!

小江戸旅弁当

【おしながき】
・染飯(そめいい)
・鶏肉のたたき揚げ 山椒風味
・モロ(サメ)柚庵漬け焼き
・干瓢煮の巴波巻(うずまき)
・里芋の田楽
・こんにゃくの煎り出し
・煮物(人参、椎茸、生麩)
・蓮根の天ぷら
・豆腐揚げ
・金平ごぼう
・菜の花のおひたし
・生姜酢漬け 茗荷酢漬け
・大豆醤油漬揚げ
・さつまいもの甘露煮

東京駅「小江戸旅弁当」(1000円)~栃木と江戸を「駅弁」で結ぶ!

小江戸旅弁当

くちなしの花で黄色く染まった染飯(そめいい)の上に載るいっぱいのおかず。
センターを飾るのは、じつに栃木らしい「干瓢の煮物」です。
ぐるぐるに巻かれているのは、栃木の街のシンボル「巴波川」に見立てたのだそう。
栃木の郷土食材・モロの漬焼き、蓮の名所「つがの里」にちなんだはす煮天ぷらをはじめ、カラダに優しい食材が少しずつ彩りよく盛られていて、旅気分が盛り上がります。

東京駅「小江戸旅弁当」(1000円)~栃木と江戸を「駅弁」で結ぶ!

E5系+E6系新幹線電車「はやぶさ・こまち」、東北新幹線・宇都宮~那須塩原間

東京駅の「駅弁屋 祭 グランスタ店」ではいま、「夏の新作駅弁フェア」が行われています。
この「小江戸旅弁当」や昨日の「復刻鳥めし」をはじめ、13の駅弁が“祭”に初登場!
(7月21日(日)まで開催予定)
いよいよ「海の日」の三連休…、お出かけになる方も多いことでしょう。
夏旅のスタート、まずは駅弁の“新作チェック”から始めてみてはいかがでしょうか。

連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/

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