チャラ男犬・勇気、パパになる!スタンダードプードル8頭のいる暮らし 【わん!ダフルストーリー】

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■チャラ男犬・勇気としっかり者のビクトリア

仲良し夫婦

仲良し夫婦

千葉県に住むトリマーの斉藤里花さん。お母様が大変な犬好きで、里花さんも幼いころからいつも犬に囲まれた生活を送ってきました。
斉藤さんも、もちろん大の犬好き!犬好きが高じて、6年前には仕事を辞めて専門学校へ通い、トリマーの資格を取得。今は自宅近くのドッグラン併設のサロンでトリマーとして活躍しています。
実はその専門学校で斉藤さんには、ある出会いがありました。

学校犬として飼われていたスタンダードプードルとの出会いです。

「もちろんそれまでもスタンダードプードルのことは知っていましたが、身近に接するのは、そのときが初めて。愛くるしい表情、素直な性格、そして抜群の賢さにすっかり魅了されてしまいました」という斉藤さん。

するとタイミングよく、知り合いのブリーダーからスタンダードプードルの子犬が産まれたという情報をキャッチ。
譲り受けて飼い始めたのが、勇気(現在6歳、雄)です。
スタンダードプードルは頭の良さと従順さ、フレンドリーな性格の犬が多く、基本的にとても飼いやすいとされる犬種。勇気も、とても陽気な性格で、すぐに斉藤家の生活になじんでいきました。

「勇気は、いわゆるチャラ男なんです(笑)。女の子(雌犬)が大好きで、ドッグランではいつもあっちにフラフラ、こっちにフラフラ(笑)してますね」と斉藤さん。

チャラ男犬・勇気(左)としっかりもののビクトリア

チャラ男犬・勇気(左)としっかりもののビクトリア

そんなチャラ男犬・勇気に2年ほど前、素晴らしい出会いがありました。
斉藤さんが知人のお店で「お散歩犬」として活躍し、引退することになったスタンダードプードルのビクトリア(現在6歳、当時4歳、雌)を引き取ることになったのです。
ビクトリアは全身が真っ白の美形犬。チャラ男の勇気はすっかりビクトリアにメロメロに!

「勇気とビクトリアは夫婦になったんですが、それでも勇気のチャラ男癖は健在。今でもドッグランに行って雌を見かけるとフラフラと…(笑)。するとビクトリアが『コラーっ』と言わんばかりに勇気に襲い掛かるんですよ(笑)」。可愛い顔に似合わず、気が強くてしっかり者のビクトリアとチャラ男の勇気、ベストカップルですね!

■待望の子犬誕生!勇気、9頭の子犬のパパに

そして1年ほど前、勇気とビクトリアは待望の子どもを授かりました。
出産は初めてのビクトリアでしたが、ほぼ自力でなんと9頭もの健康な子犬を産んだのです。9頭はすべて、パパ・勇気と同じ黒っぽい毛の子犬たちでした。
9頭はビクトリアのお乳を飲んですくすくと育ち、うち4頭は斉藤さんの信頼できる友人たちのもとに引き取られていきました。そして残った5頭の子犬と勇気・ビクトリア夫妻との生活が始まったのです。

のびのびと遊ぶ仔犬たち

のびのびと遊ぶ仔犬たち

「すごいなあと思うのは、子犬たちの絆の強さ。何をするにも5頭一緒で、本当にしっかりと絆で結ばれていますね。そしてママ(ビクトリア)が大好きで、ママにはとても従順です。パパの勇気は子犬たちには厳しく接するので、どの子犬もほとんど寄り付きません。なんだか人間の家族と同じですよね(笑)」と斉藤さん。

「勇気もビクトリアも我が家の家族として迎えた犬ですが、2頭がさらに新しい家族を作ってくれて…。家族の中に新しい家族ができて、家がますます賑やかで楽しくなりましたね」。

■これからもずっと犬たちと一緒に

その後、勇気の弟・鉄兵も加わって、現在斉藤家のスタンダードプードルは計8頭に!
小さなトイプードルとは違って、体高は60センチ、体重も25キロほどになる大型犬のトイプードルが8頭もいると何かと大変では…と思われがちですが、当の斉藤さんは全く苦にならないといいます。

「お散歩にいくのもケアをするのも、犬を飼うのなら当たり前。私の場合はとくに幼いころからいつも犬と一緒に暮らしているので、すっかり生活の一部になっていますね」とのこと。

スタンダードプードル、これだけ揃うと圧巻です!

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子犬たちと斉藤さん

子犬たちと斉藤さん

その言葉通り職場でも自宅でも常に犬と一緒の斉藤さんですが、まだまだ犬たちと一緒にやってみたいこと、行ってみたいところがたくさんあるそうです。
「スタンダードプードルはもともとカモなどの水鳥の猟に使われていた犬種なので、水遊びが大好きなんです。勇気とビクトリアはよく海につれて行くのですが、子犬たちはまだ連れていっていません。子犬たちがもう少し大きくなって落ち着いたら、みんなで水遊びに出かけるのが今から楽しみです。旅行にも行けたらいいですね」。

犬との暮らしをごく自然体で楽しむ斉藤さん。
「いつも散歩しながらあれこれ犬たちと話をしています。ときには『ねえ、どう思う?』って人生相談をしたり(笑)。もちろん返事はありませんけど、聞いてもらうだけで私は満足。一緒にいるだけで心が落ち着くんですよね。振り返ってみると私の人生はいつも犬に導かれているようなもの。犬のおかげでトリマーという仕事にも出会えましたし、たくさんの犬友達もできました。これからも犬たちと過ごせる幸せに感謝しながら、毎日を楽しみたいと思っています」。

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  わん!ダフルストーリー Vol.33

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