しゃベルシネマ

怒りは仲間を救う!?『アングリーバード』 【しゃベルシネマ by 八雲ふみね・第78回】

さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

明日から10月。
今年も残り3か月、月日が経つのは早いですね〜。
今回の「しゃベルシネマ」では、10月1日から全国ロードショーとなる話題作の中から『アングリーバード』を掘り起こします。

全世界30億ダウンロードのゲームアプリが映画化された!

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舞台は、飛べない鳥たちが暮らす島、バードアイランド。
真っ赤な羽と太い眉毛がトレードマークの怒りんぼうのレッド、おしゃべりでお調子者のチャック、身体は大きいが小心者のボムたちは、平和な生活を送っていた。

しかしある日、船に乗ってやって来た緑色の豚のピッグ軍団が次々と鳥たちのタマゴを持ち去ってしまう。
そんな中、立ち上がったのがレッド。

彼は怒りんぼうパワーをエネルギーに変え、島のバードたちと協力しながら意地悪な豚たちに盗まれた大切なタマゴを取り戻す旅に出る…。

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世界中で大ヒットとなったフィンランド初のモバイルアクションパズルゲームを、ハリウッドで長編アニメーション映画化。
手がけたのは『怪盗グルーの月泥棒3D』のプロデューサー、ジョン・コーエン。
カラフルで愛嬌たっぷりのキャラクターたちは、世代を問わず受け入れられそうな可愛らしいキャラクターデザイン。
特にベイビーバードには、あのトトロを彷彿させるような愛くるしさが…。

ゲームの映画化という枠を超えて、誰もが楽しめる情感豊かなエンターテインメント作品に仕上がっています。
また日本語吹替え版では、レッド役を坂上忍が務めていることでも話題となっています。

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ストーリーの中で面白いなぁ…と思ったのが、怒りんぼうのレッドがアンガーマネジメントを受けているという設定。
自分が怒りっぽい性格だということにコンプレックスを感じる、ナイーブな一面も持ち合わせているキャラクターなんですよね。

アンガーマネジメントとは、怒りを管理すること。
日常生活において誰しもイラッ!とする瞬間はあるものですが、そのイライラや怒りの感情と上手に付き合うことで、怒りのエネルギーをもっとポジティブに使いましょう、という心理プログラムです。
怒りを上手にコントロール出来ると、なんと寿命が7年長くなる…というデータもあるんだとか。

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怒りの感情はもともと、動物が自分の身に危険を感じたときに生じるものだと言われています。
ある意味、生死と直結する重要な感情なんですね。
だから様々な困難が目の前に現れたときに怒りの感情がわいてくるのは、動物の本能とも言えるのでしょう。

怒りの感情そのものは決して悪いものではなく、主人公のレッドが怒りんぼうパワーをエネルギーに変えてピッグ軍団との戦いに挑んだように、私たちの生活の中で沸き起こる“怒り”をモチベーションに変えることが出来たら人生がもっと楽しくなることを、この映画は教えてくれています。

公開日となる10月1日は、映画の日。
この週末、親子で楽しむにもオススメの1本です。

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アングリーバード
2016年10月1日から全国ロードショー
監督:ファーガル・ライリー、クレイ・ケイティス
声の出演:坂上忍、前園真聖 ほか(日本語吹替え版)
公式サイト http://www.angrybird-movie.jp/jp/

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