肩こりは自分で押しても治らないの? 医師が解説

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ニッポン放送「草野満代 夕暮れWONDER4」(6月20日放送)にて、『肩こり』について医師が解説した。

肩こりは自分で押しても治らないの? 医師が解説
リスナーから寄せられた健康について質問メール「ひどい肩こり。自分で肩をギューッと押してるけど、ほぐれた気がしない。やり方が悪いの?」に対し東京衛生病院の医師が回答した。

私も肩こりはありますが、ギューッでもギュギュギュギューッでもダメでしたね。ちなみに、マッサージ専門店で、筋肉を温めてマッサージをしてもらうと、筋肉がほぐれて、その後はいくぶん楽になります。つまり、肩こりをほぐすためには、十分な時間と方法が必要だという事です。

一般的に肩こりは、血液の循環障害が原因と考えられており、血流の低下・停滞により筋肉が冷たく硬くなるとともに、痛みの原因物質が蓄積されるために起こります。したがってギューッと押すと気持ちはいいですが、それだけでは血液循環の改善にはつながらず筋肉がほぐれないのです。

肩こりは、日頃からの体操により筋肉をよく動かし、温め、血液循環をよくすることが最も大切で、同時に肩を冷やさない事も重要です。特にこれからの季節は、冷房により首から肩にかけ冷えやすくなりますのでご注意下さい。また、人間の頭部は思っている以上に重たいため、その頭を支える首や肩には常に負担がかかっておりますので、同じ姿勢での長時間のデスクワークは避け、適度に休み、首や肩の筋肉を動かす肩こり体操をしてみてはいかがでしょうか。

最後に肩こりの注意点として、心疾患を含め内臓疾患からくる肩こりもありますので、体操やマッサージで改善しない方は医療機関にご相談下さい。

 

番組情報

草野満代 夕暮れWONDER4

毎週月曜〜木曜 16:00 - 18:00

番組HP

素敵な音楽&豊かな暮らしを、あなたに!「草野満代 夕暮れWONDER4」
(放送は2020年7月2日まで)

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