安倍総理がイラン訪問~中東外交でも大きな成果を上げるか

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(5月29日放送)に上智大学総合グローバル学部教授の前嶋和弘が出演。安倍総理のイラン訪問について解説した。

会談を前に握手を交わすイランのザリフ外相(左)と安倍晋三首相=2019年5月16日午前、首相官邸 写真提供:産経新聞社

安倍総理 6月中旬のイラン訪問で最終調整

イラン外務省は5月28日、安倍総理が6月中旬に検討するイランへの訪問について、日程など最終調整を行っていることを明らかにした。アメリカとイランの間の緊張が高まるなかで、総理は仲介役を担う考えを示している。

飯田)総理はこの緊張関係を念頭に、間違っても武力衝突に至ることがないよう努力したいと仲介に意欲を示していましたが、イラン側からも打ち返しがありました。

前嶋)イラン側から「待っている、歓迎だ」と。基本的に日本とイランの関係はずっといいですしね。既にイランのザリフ外相が16日に安倍さんと会って、トランプ大統領の真ん中に立ってくれと言っています。イランとのキャッチボール、そしてトランプさんとのキャッチボールがあって、その上で行くわけです。日本の総理大臣が中東外交をするという、我々にとってはあまり見たことがないものですが、それだけこれは問題が大きいのです。もしアメリカとイランに何かあったら中東戦争ですから。大戦争になってしまうので、日本にとっても大きいし、世界にとっても大きい。これは安倍総理にとって、すごく大きな中東外交になると思います。日米外交を強くした安倍外交ですが、次に中東外交で大きな成果をあげたらどうでしょうか。これが歴史的な転機になるかもしれません。

飯田)ただ、イランという国もなかなか一筋縄で行く国ではないですよね。

前嶋)そこなのですよ。イランは昔からの大国で、ペルシャですからね。外交の手腕は持っています。例のイラン核合意も、核合意のなかで「どれだけイランが核を持ちながら生き延びるか」ということでまとめた形です。トランプ大統領は、「いずれイランはもう1度核を武器として使って来る。核濃縮をまたする」と言っています。トランプ大統領としてはイランに悪いことはさせないということなのですが、なかなかイランも一筋縄では行かないですよね。

飯田)その辺りをどう解きほぐすのか。トランプ大統領は、イランの体制変化までは求めないと会見で言っていましたね。

前嶋)トランプ大統領としては、イランにはプレッシャーをかけたい、でもそこで何かあってはいけないのですよ。中東戦争になってしまいますから。イランのバックにはロシアがいる。アメリカにはイスラエルとサウジアラビアがいて、大きくなってしまいます。

飯田浩司のOK! Cozy up!
FM93AM1242ニッポン放送 月-金 6:00-8:00

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