長岡駅「越後長岡 花火寿司」(1,100円)~芸術の秋は新幹線で現代アート!② 【ライター望月の駅弁膝栗毛】

現美新幹線E3系,長岡駅

現美新幹線E3系・長岡駅にて

上越新幹線の現代アートが楽しめる新幹線「GENBI SHINKANSEN(現美新幹線)」が長岡駅に入ってきました。
週末を中心に「越後湯沢~新潟間」で3往復が運行され、下りは越後湯沢8:24発・12:44発・15:20発、上りは新潟11:26発・14:02発・19:26発。
一部の「現美新幹線」は、長岡駅(または浦佐駅)で、5分ほどの停車時間があります。
車両は元「こまち」のE3系新幹線が写真家・映画監督の蜷川実花さんによる「長岡の花火」によって彩られたものです。
今回もプライベートな”現美新幹線ぶらりアート旅”の第2弾です。

花火寿司

花火寿司

「現美新幹線」は”アート&カフェ”が基本なので、通常の車内販売はありません。
昼時に運行する列車でしっかりご飯を食べたい時は、駅弁を買っておくとイイと思います。
せっかく「長岡の花火」に彩られた列車に乗るなら、駅弁も「長岡の花火」由来のもの。
長岡駅弁「池田屋」では花火シーズンの夏~秋限定で「越後長岡 花火寿司」(1,100円)を販売しています。
改札前の売店では、今年も発売初日は即完売だった旨が紹介されていました。

花火寿司

花火寿司

華やかな紙ぶたを開けると、4つの小鉢の花が咲きました。
上2つは海鮮系で、左がカニのちらし寿司、右が鮭といくらのちらし寿司。
下2つは山菜系で、左が山菜のちらし寿司、右が牛肉のちらし寿司です。
レギュラー駅弁の食材が1箱にギュッと詰まって”池田屋オールスターズ”とも言える作り。
例年、夏~初秋だけの駅弁ですので出逢えただけで縁起物、少量ずついただけるのも有難い駅弁です。

現美新幹線11号車

現美新幹線11号車(画像提供:JR東日本新潟支社)

「現美新幹線」には11号車の1両だけ「指定席」が連結されています。
実はこの1両、「こまち」時代はグリーン車だった座席が「普通車指定席」で乗れちゃうお得な席。
しかもアーティストの松本尚(まつもと・なお)さんが手を入れて、アートに生まれ変わっているのです。
松本さんは昭和50(1975)年兵庫県生まれ、京都市立芸術大学美術研究科ビジュアルデザイン科修士課程修了。
シルク布地や絨毯、壁紙を用いた芸術を展開している方です。
トンネルが多い越後湯沢~長岡間を楽しめる造りになっており、11号車は敢えてブラインドカーテンを下した状態でお客さんを迎え入れています。
自由席はアート鑑賞向きのソファーなので、敢えて駅弁も楽しみたいなら、背面テーブルのある11号車の指定席を押さえておくのがお薦めです。

現美新幹線13号車キッズスペース

現美新幹線13号車キッズスペース(画像提供:JR東日本新潟支社)

「アート」というと大人の空間をイメージする人も多いですが、子供も一緒に楽しめるのが「現美新幹線」。
13号車の越後湯沢寄りは「キッズスペース」となっていて、子供が”鉄道レール模型”で遊べるようになっています。
実はこれも「Paramodel(パラモデル)」というアートユニットが手がけたもの。
「Paramodel(パラモデル)」は大阪府東大阪市出身、京都市立芸術大学を卒業した林泰彦さんと中野裕介さんが2001年に結成した2人組です。
”鉄道レール模型”といえば、当サイトでは先日、筑波大学の三谷教授の作品を紹介したばかり。
「現美新幹線」で遊んだ思い出が、子どもたちをアートの世界へ導くか、あるいは幾何学の世界へ導くか。
いずれにしても、新幹線がクリエイティブな心を刺激してくれる空間になってきたら面白いかもしれません。

*以前の記事にて筑波大学の三谷教授の作品をご紹介しております。↓↓
小淵沢駅「夏の信州牛ご飯」(1,200円)~折り紙博士が鉄道レール模型を「幾何学」する! 【ライター望月の駅弁膝栗毛】

現美新幹線グッズ・スプーン&フォークセット

現美新幹線グッズ・スプーン&フォークセット

「現美新幹線」に乗ったからにはオリジナルグッズも欲しい・・・という人もいると思います。
オリジナルグッズは「ロゴ入りスプーン&フォークセット」(2,500円)と「ロゴ入りタンブラー」(3,500円)の2種類があります。
特に「スプーン&フォークセット」は「LUCKYWOOD」のブランドで知られる新潟・燕市の小林工業製。
13号車のカフェスペースで販売されており、新幹線に乗っただけで「燕のブランド食器」が手に入るのはちょっと嬉しいですね。
しかも「びゅうの旅行商品」で「現美新幹線」に乗れば、コレがお土産として付いて来る商品もあるのでお得です。

*詳しくはこちらをご覧下さい。《現美新幹線 パンフレット(PDF)》
http://www.jreast.co.jp/genbi/pdf/pamphlet2016.pdf

弥彦の山々

弥彦の山々

燕三条を出て弥彦の山々が遠ざかっていけば、越後湯沢から50分あまりの芸術鑑賞もエンディング。
実は「現美新幹線」も「TRANSIT GENERAL OFFICE INC.」の中村貞裕氏と岡田光氏が演出を手掛けています。
このお2人といえば「TOHOKU EMOTION」のプロデュースでもおなじみ。
前回、今回とご紹介した中には期間限定展示のものもあり、今後は定期的に作品が入れ替わる仕掛けも用意されているそう。
およそ2時間の東京~新潟間の移動に「現美新幹線」で、チョット「遊び心」を加えてみてはいかがでしょうか?

*以前の記事にて「TOHOKU EMOTION」ご紹介しております。↓↓
1時間50分の絶景レストラン列車!~TOHOKU EMOTION「ランチコース」(7,900円) 【ライター望月の駅弁膝栗毛】

(取材・文:望月崇史)

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