「カリスマ」はもともとギリシャの宗教用語だった

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「カリスマ」はもともとギリシャの宗教用語だった

あの言葉の語源は何?

『イライラ』

『イラ』は刺が出ている様子のこと

『イライラ』とは、“自分の思い通りにならなくて気持ちが落ち着かない様子のこと”です。
『イライラ』の『いら』は草や木の刺のことで、元々『いら』という言葉には“刺が出ている様子”という意味があったそうです。
そこから“刺に触れたときのチクチクした刺激”を感じた様子を、言葉を重ねて『いらいら』と表現するようになりました。
その後、“不快なこと”や“感情がイラ立つ”という意味で使われるようになりました。

『カリスマ』

語源はギリシャ語の『カリス』

『カリスマ』とは、“特に優れた能力や技術を持っていて、その世界でのスペシャリスト”や“人々の心を引きつけるような強い魅力。また、それを持つ人のこと”を指した言葉です。
『カリスマ』の語源は、ギリシャ語の『カリス』で、『恵み』や『恩愛』といった意味があります。
元々“神様からの贈り物”を意味する宗教用語でしたが、ドイツの社会学者マックス・ウェーバーさんによって、一般にも広まって行きました。

時代とともに意味が変化

本来『カリスマ』とは“特別な資質を持つ指導者による支配”を指す言葉でしたが、やがて“支配”という概念が薄れてしまい、単なる“人気者”や“憧れの対象”を指す言葉として広く使われるようになりました。

1999年(平成11年)には、ファッションリーダーの役目を果たすショップ店員さんのことを“カリスマ店員”と呼ぶようになり、『カリスマ』という言葉が流行語になりました。

■杏樹の感想

今回は『金輪際』という言葉がキッカケになって、普段の生活でよく目にする言葉の意味と語源をご紹介しました。いまさらですが、“元々はそういう意味だったんだ”とか“語源はそうだったんだ!”など、初めて知ったこともあって勉強になりました。言葉の語源って、意外なところから来ているんですネ。

スズキ・ハッピーモーニング 鈴木杏樹のいってらっしゃい

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