「親切」はどうして“親を切る”と書くの?

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「親切」はどうして“親を切る”と書くの?

『親切』とは

『親切』という言葉には“人情が厚いこと。思いやりがあって人のために尽くすこと”といった意味があります。
『親切』は漢字では“親を切る”と書きますが、どうして“親を切る”と書くのでしょうか?

『親』と『切』、それぞれの意味

『親』=『親しい』、『切』=『心から』

実は『親切』の“親”は、“親しい、身近に接する”という意味です。『親切』の“切”は、“心から”、“ひたすら強く”といった意味があります。“切に願う”といったように使いますよネ。
そんなところから『親切』という漢字には、“より親しい”という思いが込められています。

“思い入れが深くて切実である”という意味では、古くは『深切』という漢字が使われていたそうです。

『切る』には違う意味も

『切る』という漢字を使った言葉に、『自腹を切る』があります。
“必ずしも自分が負担する必要のない経費などを、自分のお金で支払うこと”という意味ですが、漢字で『自腹』は“自分のお腹”と書きます。

確かに『自腹』には“自分のお腹”という意味がありますが、他にも“自分のお金”という意味もあります。
この場合の『切る』は“お金を使うこと”という意味です。『身銭(自分のお金)を切る』という言葉がありますよネ。

スズキ・ハッピーモーニング 鈴木杏樹のいってらっしゃい

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