東京駅「山の信州いろどり弁当」(1,000円)~信州の「山の幸」駅弁でさわやか気分!

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【ライター望月の駅弁膝栗毛】

東京駅「山の信州いろどり弁当」(1,000円)~信州の「山の幸」駅弁でさわやか気分!

211系電車・普通列車、中央本線・上野原駅

首都圏でイメージする「信州」は、水が美味しい、さわやかな高原リゾートの雰囲気。
JRの普通列車も、青を基調とした“信州色”と呼ばれる帯を巻いた車両です。
この信州色の211系電車は、中央本線の普通列車として立川周辺まで乗り入れています。
オレンジ帯を巻いた暖色系の通勤電車のなかに、寒色系のこの車両がやって来ると、何となく高原の風が吹き抜けるような感じがして、ついつい旅に出かけたくなってしまうものです。

東京駅「山の信州いろどり弁当」(1,000円)~信州の「山の幸」駅弁でさわやか気分!

211系電車、中央本線・豊田~八王子間

中央本線の普通列車は、長年“山スカ”と呼ばれた、横須賀色の車両が主流でした。
4年ほど前までに東海道本線や高崎線などから移籍した211系電車によって置き換えられ、高尾以西の中央本線で活躍しています。
ちなみに、“信州色”の車両は中央本線(西線)の中津川まで乗り入れており、長野県内の各線を中心に、東京・神奈川・山梨・岐阜・新潟の1都5県で見られる可能性があります。

東京駅「山の信州いろどり弁当」(1,000円)~信州の「山の幸」駅弁でさわやか気分!

山の信州いろどり弁当

首都圏で信州の「色」を思い浮かべていただきたい駅弁と言えば、日本ばし大増が製造、NREが販売している「山の信州いろどり弁当」(1,000円)かもしれません。
現在のタイプは、平成30(2018)年1月から販売中。
アルプスの山並みや白樺の高原、趣のある古い町並みなど、信州をイメージさせる風景が描かれたスリープ式の包装が目印です。

東京駅「山の信州いろどり弁当」(1,000円)~信州の「山の幸」駅弁でさわやか気分!

山の信州いろどり弁当

【お品書き】
・茶飯(国産米)
・長野県産野沢菜漬
・細筍煮
・玉子そぼろ
・飾り人参煮
・長野県産戸隠大根みそ漬

・長野県産鹿肉のトマト煮込みハンバーグ
・ぶなしめじソテー
・ブロッコリーコンソメ煮
・マス信州味噌焼
・塩ねぎエリンギ
・煮物(牛蒡入り信田巻 人参 いんげん)
・りんご白ワイン煮

東京駅「山の信州いろどり弁当」(1,000円)~信州の「山の幸」駅弁でさわやか気分!

山の信州いろどり弁当

わっぱ型の容器のなかは、その名の通り、とても彩りが華やかです。
メインのおかずは、“信州ジビエ”の「長野県産鹿肉」を使ったトマト煮込みハンバーグ。
ジビエ特有の臭みは全く無く、肉と一緒になったときのトマトの美味しさと相まって、魅力的に仕上げられており、信州らしいマスの信州味噌焼きやシメジのソテーが脇を固めます。
茶飯に載った信州らしい野沢菜漬け、玉子そぼろの色合いもよく、ウキウキした気持ちに。
いただくだけで、“プチ信州旅”気分も味わえそうです。

東京駅「山の信州いろどり弁当」(1,000円)~信州の「山の幸」駅弁でさわやか気分!

211系電車・普通列車、中央本線・高尾~相模湖間

新たに即位された天皇陛下は、登山が趣味として知られています。
皇太子時代の平成28(2016)年には、信州・上高地で開催された「山の日」の記念式典に、ご臨席されたのも記憶に新しいところ。
新しい時代のスタート、昔、中央本線のボックスシートの列車に揺られながら目指した信州の山々の記憶を駅弁と共に思い起こしてみませんか?

連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/

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