参議院議員・青山繁晴 童話から得た世界観とは?

「すくすく育て 子どもの未来健康プロジェクト」(5月12日放送)に、参議院議員の青山繁晴が出演。子供の頃に読んでいた本について語った。


淵澤)青山さんは2019年3月28日、飛鳥新社より最新刊『ぼくらの哲学2 不安ノ解体』を発売されました。これまでも数多くの本を出版され、ベストセラーになっていますが、今回は青山さんが子供の頃に読まれていた本についてお伺いします。

自見)高校時代、家に遊びに来た同級生が青山さんの部屋の本棚を見て、驚かれたそうですね。

青山)友達の1人が「何だこれは?」と。中学のとき、教室でアンドレ・ジッドの本などを読んでいたのです。その頃から作文で賞をもらっていたから、僕の本棚に難しい本が並んでいると思って来てみたら1冊もなくて、壁三方が「世界の童話」だったのです。

自見)童話?

青山)中学を卒業するまでに、いろいろな本を読みつくした感があったのです。いま考えてみると、トーマス・マンの「魔の山」を苦労して読んだけれど、何を言っているのか分からないままで、とにかく読んでしまった。小さい頃、あれほど好きだった童話にもう1回戻ろうと思って、全部入れ替えたのです。それをたまたま高校の同級生が見て、「お前、童話しか読んでいないのか」と。
自分の原点は童話。童話には2種類あると思っていて、小川未明さんの有名なファンタジー「赤い蝋燭と人魚」みたいな幻想的な童話と、新美南吉さんや鈴木三重吉さんのようなヒューマンな童話の2種類があると思っていました。僕はヒューマンな方を仕事にしないといけないと思った。物書きになるのは当然です。これだけ本が好きで、作文も書いていたから。

自見)小さいときに童話を読んで、2つタイプがあるという観察眼もすごいですね。

青山)能力の問題以前に、学ぶこととスポーツだけは、とにかく小さい頃からやらないと。小さい頃に体で覚えたことは生涯貫けるのですよね。

自見)小さいときに好きだった本は、どんなものがありますか?

青山)好きだったのは「ごんぎつね」や「ニルスのふしぎな旅」で、「イワンのばか」というロシアの童話も好きでした。でもすごく好きだったのは、物心ついてから読んだ宮沢賢治。それも「銀河鉄道の夜」などよりは、何を言っているかわからない「注文の多い料理店」とか、分かりやすいもので「セロ弾きのゴーシュ」とか。
これは魂、体の一部。自宅の文章を書く机に置いているのが、宮沢賢治の売れなかった「春と修羅」の初版本。それを机の上にまつっていますよ。家庭教育や、特にお袋に背骨を作ってもらったけれども、僕の考えること、僕の世界観は書物にありますね。

すくすく育て 子どもの未来健康プロジェクト
FM93AM1242ニッポン放送 日曜 6:04-6:13

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