世界地図に初めて緯度・経度を取り入れたプトレマイオス

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世界地図の歴史

世界地図の基礎を作ったプトレマイオス

地球は球体ではなく平面』だった!?

紀元前4世紀、ギリシャの歴史家で神話学者のヘカタイオスが、ヨーロッパやアジア、アフリカ大陸を海が丸く囲んだ状態の地図を作りました。
ヘカタイオスは“地球は球体ではなく平面である!”と主張していました。
大地は平面状で、その周りは水に取り囲まれている…という考えです。

西暦150年頃プトレマイオスが世界地図を完成

その後、西暦150年頃、古代ローマの学者・プトレマイオスがそれまでの地理学を集大成して、世界地図を完成させました。
プトレマイオスは“地球は丸い! 球体である!”と主張して、地図に緯度や経度を取り入れました。
地図も球体状、扇形に描かれています。

この地図はとても画期的なものでしたが、描かれていたのは全世界の1/4程度だったので、世界の全ての様子を知ることはできませんでした。
またデータ的にも正確ではないものが多かったですが、それでもプトレマイオスの世界地図が、現在の地図の基礎を作り上げたのは間違いないそうです。

プトレマイオスの世界地図は残念ながら、1000年以上も歴史に埋もれてしまいましたが、15世紀~17世紀の『大航海時代』になって注目を浴びるようになりました。
そして、コロンブスやマゼランといった方々が、プトレマイオスの世界地図を頼りに、世界の海を航海するようになったとされています。

スズキ・ハッピーモーニング 鈴木杏樹のいってらっしゃい

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