みうらじゅん 小泉元首相に言われた面白いこと

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黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に、イラストレーターなど多方面で活躍中のみうらじゅんが出演。流行語大賞にもなった「マイブーム」について語った。

『広辞苑』第七版(広辞苑 – Wikipediaより)

黒木)今週のゲストはイラストレーターなどをされているみうらじゅんさんです。
みうらさんと言えば、マイブーム、ゆるキャラなど、いろいろなブーム、造語も生み出されていますが。

みうら)流行語大賞を「マイブーム」で97年にいただいたのですよ。その楽屋で黒木さんを見かけましたよ。

黒木)『失楽園』のときですね。あのとき小泉純一郎さんもいらしたのですよね。

みうら)テーブルが一緒だったのですよ。丸テーブルで小泉さんと僕だけだったのです。小泉さんから「純純コンビだね」と言われて、「変わった人だな」と思って横を向いていたのを覚えています。

黒木)あのときの流行語大賞ですけれども、いまも私は普通に使っています。

みうら)広辞苑に載っていますからね。

黒木)もう、日本語ですね。

みうら)日本語のようになって行って、就職試験で、出版社系のところは新入社員に「いま、マイブームは何ですか」と聞かれるらしいのですよ。相当嫌な思いをしていると聞いています。それなりに受けるようなことを言わなくてはならないのですよ。マイブームは趣味とは少し違うところがあるので。趣味ならば「音楽鑑賞」とか言っておけばいいのですが、マイブームは少し奇をてらったことを言わなくてはならないところがあるみたいです。アイドルの子とかもインタビューでよく聞かれるらしくて、「こんな言葉があるからだ」と言う人もいるから、とても迷惑をかけているなと思っています。

黒木)広辞苑では「マイブーム」はどのような意味になっているのですか?

みうら)趣味みたいなことが書かれていましたね。「たくさん靴下を集めている」などが書かれていました。

黒木)期間限定の趣味のようなイメージがあるのですが。そうでもないのですか?

みうら)そもそも自分が考えたときは「マイ」なのだけれど、ブームにならないと意味がないわけで、趣味と違うところはその「ブーム」にするために凝るという。

黒木)それは自分だけのブームということですよね?

みうら)そのときは僕のことだったのですが、みんなのことになってしまったので、またわからなくなってしまったのですよね。誤解が生じたときに世の中に認知されるという構図ですからね、ブームって。

黒木)流行語だったものが、いまや広辞苑に載る日本語になってしまった。私もよく「マイブームは何ですか」と聞かれます。

みうら)嫌ですよね。困りますよね。

黒木)嫌ではないのですが、おっしゃる通り、困りますよね。趣味ならば「映画鑑賞です」とか「読書です」と言えるのですが。


みうらじゅん/イラストレーターなど

■1958年2月1日京都市生まれ 血液型AB型
■1980年 武蔵野美術大学在学中に漫画家デビュー
■1997年 「マイブーム」で新語・流行語大賞受賞
■2005年 日本映画批評家大賞功労賞受賞
■2018年 仏教伝道文化賞 沼田奨励賞を受賞

ENEOSプレゼンツ あさナビ
FM93AM1242 ニッポン放送 月-金 6:43-6:49

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