4日間で懸賞金306万円 大相撲東前頭筆頭・隠岐の海歩(31歳) スポーツ人間模様

隠岐の海歩

大相撲東前頭筆頭 隠岐の海歩 写真:産経新聞社

大相撲9月場所。
主役は稀勢の里の綱取りのハズでしたが、開幕するとあっけなくその座を明け渡し、目下のファンのお目当ては隠岐の海に変わりました。
初日から2横綱2大関を撃破して4連勝。
平幕が昭和以降、横綱・大関に初日から4連勝したのは初のケースだそうです。

関取の間で、隠岐の海は『懸賞金泥棒』と呼ばれています。
過去、大物食いとして定評があり1年前は横綱白鵬を破り、わずか一番で150万円をゲット。
今場所ここまでの4日間では懸賞金306万円を獲得しています。
「こんなお金が入るかばんは、もっていない。もっとも、お金は全部、奥さんにとられるけど…。」

初日、稀勢の里を破った隠岐の海は「自分は空気を読めない男」と表現しました。
実はある夕刊紙の記事で、過去2勝16敗と大幅に負け越しており『カモ』と揶揄されていましたが、カモという意味がわからずウイキペディアで調べるとさらに、
「おれは合鴨にしてもらいたい。明日はネギを背負ってこよう。」
とジョークを飛ばして、2日目横綱鶴竜を小手投げで下しています。

島根県隠岐の島町出身、相撲を始めたのは小学4年でした。
しかしプロの力士を目指したわけではなく7つの海をまたにかける航海士を目指し隠岐水産高へ進学し、そこで3級海技士など10種の資格を取得するものの実習船の団体生活になじめず、周囲からのすすめもあり、軽い気持ちでこの世界へ飛び込んだそうです。

稽古嫌いを公言する隠岐の海。
「やらされる稽古は、ストレスばかりがたまる。ヤル気がなければ、いい稽古はできないと思う。だから、自分がやりたいと思う時、一生懸命やります。」

でも、今年の夏巡業はいつになく意欲的で、毎朝、稽古に出て精力的に汗を流し、やる時はやるという姿勢で今場所に臨みました。
きのうも‘逆とったり’という珍技を披露。
‘とったり’を打たれた際、その手を抜くように、腰をひねって引くがリスクもとても大きい技で、要は、瞬時に判断ができる勝負勘が兼ね備わっている証拠です。

「挑戦者は負けたって、誰からも文句をいわれない。気が楽ですよ。」と話していますが、隠岐の海旋風!楽しみです。

9月15日(木) 高嶋ひでたけのあさラジ!「スポーツ人間模様」