しゃベルシネマ

映画『キングダム』、新たな実写映画の幕開け!

【しゃベルシネマ by 八雲ふみね 第602回】

さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベりたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

今回は、4月19日公開の『キングダム』を掘り起こします。


いまだかつてない歴史エンターテインメント映画が始動!


時は紀元前、中国春秋戦国時代。戦乱の嵐が500年に渡って吹き荒れ、100を超えた国々は7つに淘汰された。そしていま、西の果ての国、秦から大いなる歴史が生まれようとしていた。これは戦乱の時代を生き抜いた名もなき少年と若き王の激動の物語。

2006年1月より「週刊ヤングジャンプ」にて連載を開始。現在までに単行本は53巻刊行され、累計発行部数3,800万部超(2019年1月現在)を記録している大ヒット人気漫画「キングダム」。大将軍になるという夢を抱く戦争孤児の少年・信と中華統一を目指す若き王・嬴政(後の秦の始皇帝)の運命を壮大なスケールで実写映画化した歴史エンターテインメントが、ついにそのベールを脱ぎます。


紀元前245年、秦国。戦争孤児の少年・信と漂は、天下の大将軍になることを夢見て、日々、剣術の鍛錬に励んでいた。しかし王都の大臣である昌文君が現れ、漂は王宮に召し上げられ、2人は別の道を歩むことになる。

その頃、王宮では王の弟・成蟜によるクーデターが勃発。戦いで致命傷を負った漂は、命からがら信のいる納屋へとたどり着き、“あること”を信に託して力つきる。漂から渡された剣と地図を手に辿り着いた場所で、信は驚きの光景を目にする。

そこにいたのは、冷静に佇む漂と瓜二つの男。しかしそれは漂ではなく、玉座を弟に奪われ、王都を追われた秦国の若き王・政だった。彼の身代わりとなり漂が命を落としたことを知った信は激高するが、国を背負う政の強さに心惹かれ、二人は王宮を奪還するために行動を共にする…。


下僕から平民、将軍へと武功をたてて夢を叶えて行く主人公・信役は、作品を重ねるごとに俳優として目覚ましい成長を遂げている山﨑賢人。これまで端正な顔立ちを生かした繊細な役どころが多かった彼ですが、本作では野性的な魅力が開花。生意気で怖いもの知らず、熱き血潮がたぎる信をエネルギッシュに演じています。

そしてもう1人の主役・嬴政と信の幼なじみ・漂の二役を演じたのが、吉沢亮。嬴政の持つ美しくしなやかなカリスマ性を見事に体現しています。

他にも、原作で大人気のキャラクターたちに人気俳優たちが扮しているのも大きな見どころ。山の民の美しき王・楊端和に長澤まさみ、後に軍師となる河了貂に橋本環奈、秦の六代将軍・王騎に大沢たかお。さらに本郷奏多、満島真之介、高嶋政宏、要潤らが、原作から抜け出たような風貌で熱演。観る者を一気に作品世界へと引き込みます。


日本では実現し得ない“本物の画”を求めて中国での撮影を敢行された本作。中国春秋戦国時代の王宮を再現した、広大なオープンセットで繰り広げられるクライマックスの戦闘シーンはスピード感にあふれ、圧巻の一言です。

そして、信と政。若き主人公たちがそれぞれが追いかける夢と、それにかける思いがしっかりと作品の底辺を支えているのも、原作ファンとしては嬉しい限り。原作ファンにとっては1シーン1シーンが感動の連続。そして原作を知らなくても、本作をきっかけに「キングダム」の虜になってしまうこと、間違いなしの1作です。


キングダム
2019年4月19日(金)から全国東宝系にて公開
原作:『キングダム』原 泰久(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
監督:佐藤信介
脚本:黒岩勉、佐藤信介、原 泰久
主題歌:ONE OK ROCK「Wasted Nights」(A-Sketch)
出演:山崎賢人、吉沢 亮、長澤まさみ、橋本環奈、本郷奏多、満島真之介、阿部進之介、深水元基、六平直政、高嶋政宏、要 潤、橋本じゅん、坂口 拓、宇梶剛士、加藤雅也、石橋蓮司、大沢たかお ほか
©原泰久/集英社 ©2019映画「キングダム」製作委員会
公式サイト https://kingdom-the-movie.jp/


八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。
機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。
初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。
トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com

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