昭和新山は世界でも珍しい○○○にある火山

『地質や鉱物の分野の特別天然記念物』

この分野では、北は北海道の『昭和新山』から、南は愛媛県の『八釜(やかま)の甌穴群(おうけつぐん)』まで全部で20件が、特別天然記念物に指定されています。

『昭和新山』は”奇跡の山”と呼ばれています。これは1943年12月から1945年9月までの、わずか2年弱の間に誕生した山だからです。その2年弱の間に、17回もの火山の噴火があったそうです。その影響で平坦だった土地が、溶岩によって持ち上げられて高さ400メートル程の山になりました。その後、『昭和新山』の名前が付けられました。

当時は戦時中ということもあって、噴火活動を記録するどころではありませんでしたが、そんな中、地元の郵便局長をされていた三松正夫(みまつまさお)さんという方が、活動の全てを記録しました。さらに、噴火によって畑や家を失った人たちのために、山になってしまった土地を買い取られたそうです。それ以来、昭和新山は三松さんご家族が所有されていて、世界でも珍しい”私有地にある火山”でもあります。

愛媛県の『八釜の甌穴群』の『甌穴』ですが、窪みに落ちた石が、水の流れによってクルクル回っていきます。それが長年にわたって繰り返されていくうちに、底の部分が丸く削られていき、やがて大きくて深い穴になります。この丸い穴の集まりが『甌穴群』です。川の岩肌に、大きいモノから小さいモノまで35個の『甌穴群』が縦に並んでいます。その中でも川の主流に連なる8つの『甌穴』が”お釜”に似ていることから、『八釜の甌穴群』の名が付けられたそうです。

(3/30放送分より)

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