体が硬いのはよくないの? 医師が回答

ニッポン放送「草野満代夕暮れWONDER4」(4月8日放送)にて、体に関する疑問について、医師が回答した。

番組宛に、体に関する質問メールが届いた。

『小さいころから体が硬いです。自分で言うのもなんですが、運動神経はいいんです。でも、年を重ねるにつけさらに硬くなっているように感じます。知りあいにも体の硬い人がいるのですが、動きにしなやかさがないので年齢よりも老けて見えます。体が硬いというのは、見た目だけじゃなく、体にもよくないのでしょうか?最近気になり始めたので教えて欲しいです』(千葉市 ラジオネーム:どさんこ桜 会社員 39才)

これに対して、医師が回答した。

「体が硬くても、自分の生活スタイルで不便がなければ気にしないでください」と患者さんにはお答えしています。体が硬いと上手にできないスポーツやダンスはあるでしょう。体の硬い新体操選手はいないでしょう。

ストレッチによりある程度柔軟性を高める事はできますが、誰もがフィギュアスケートをできる柔軟性を手に入れる事はできません。そう考えると、体が硬いことは残念なことかもしれません。

しかし体が柔らかい、すなわち関節が柔らかい人がかえって捻挫(靭帯損傷)をしやすい、というデータもあります。スポーツ前のウォーミングアップ(体をあたためること)は怪我を減らしますが、単なるストレッチは捻挫の予防に効果がないどころか、かえって捻挫しやすくなるともいわれています。つまり体が柔らかければ柔らかいほど良いということではないのです。

特に男性は、加齢により体が硬くなり易いです。女性より骨っぽいのです。背骨には骨性架橋(骨の変形により骨と骨がくっついてくること)ができたり、本来伸縮する靭帯が骨化し硬くなり、関節の動きが制限されてくることがあります。

この時、体が硬いのは良くない、という固定観念があると、無理なストレッチをしがちです。無理をして公園のストレッチ器具に乗り背骨を骨折した方や、股関節の無理なストレッチ中に大腿骨が折れてしまった方もいました。

このような訳で、あまり体の硬さを気に病むべきではなく、楽しく、焦らずストレッチできれば良いと思います。

 

草野満代 夕暮れWONDER4
FM93AM1242ニッポン放送 月曜-木曜16:00-17:40

 

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