女子ソフト・上野由岐子投手 若い選手にチャンスを与えて行けるような試合を

今回の女子ソフトボール情報は、昨シーズン、総合順位2位で終わった ビックカメラ高崎 の大エース・上野由紀子投手のインタビューをお送りする。昨シーズン、トヨタに4戦して、3連勝。しかし、最後の試合となった決勝戦で、サヨナラ負け。一体、どうして負けてしまったのか、どこに差があったのか。そして、今年のビックカメラ高崎はどんなチームになっていきたいかなどを聞いた。


■ 上野由岐子(うえの ゆきこ)投手 兼 ピッチングコーチ
174cm 右投・右打
[2018年個人成績]防御率0.82(2位) 13試合登板 10勝2敗 被安打85 被本塁打2

■ よりもっと若い選手にチャンスを...

‐‐ キャンプも終わり、後はシーズンインですが、ここまでの出来はどうですか

まあ、少しづつ、チームとしての形になって来たのではないかなという段階です。

‐‐ どんな所にポイントを置いて、練習をしていますか

今年は、新たに3人の新戦力を加えて、『若手を多く起用していく』という考えの元、今、チーム作りをしています。

‐‐ 若手を使っていくという意味では、去年もピッチャー陣は、ある程度ローテーションで回っていたと思いますが、今年もそういう感じですか

そうですね。今年は、よりもっと多く、若い選手にチャンスを与えて行けるような、試合を作って行けたらいいなと思っています。

‐‐ そうすると、今年は、上野投手が、リリーフで出てきたりする場面もあったり...

選手の起用に関しては、監督次第なんですけど、どういう状況になっても、若い選手がもっともっと試合で投げれるように、しっかりチームの力になれるように、もちろん指導もそうですし、バッテリーとして、中心になって、頑張って行けたらいいなと思っています。
まあ、試合なので、正直、蓋を開けてみないと解らない事が沢山あって、まあ、今はその理想の中で、練習に取り組んでいる段階なので、実際リーグが始まって、どういう戦いになっていくかというのは、本当に、もう若い選手次第という所もありますし、その中で、理想通り試合を運べたらいいなと思っています。

 

■ 若手には、結果も残して行かなければいけないというプレッシャーの中で戦ってほしい

‐‐ 上野投手は、コーチでもある訳ですが、今年のピッチャー陣の調子はどうですか

今年のうちのピッチャー陣は、全日本にも選ばれていますし、海外にも行って、沢山経験を積ませてもらっているので、そういった意味では、期待もしていますし、期待以上に、結果も残して行かなければいけないというプレッチャーの中で、戦っていってほしいなと。
とにかく、経験に勝るものはないと思うので、1イニングでも多く、マウンドに立って投げれるように、まずはしっかり準備をさせなければいけないのかな、と思っています。

‐‐ 日本代表で、勝股投手などが海外合宿に行きましたが、帰って来て、何か変わった点はありましたか

そうですね、自分達でしっかり、課題を持って取り組んでいますし、自分に足りないものだったり、もっとこういうボールを投げていきたいっていう意欲も、本当に持っているので。
後はそれを試合で、どう発揮していけるかどうか。そこは、試合になって、プレッシャーだったり、緊張感の中で、どう自分をアピールできるかっていうチャンスを貰った時に、どう結果を出していくか、というのは本人次第なので、いい意味で期待しています。
私も、若いピッチャーに関しては、いい期待をもって今シーズンを迎えれたらいいなと思っています。

‐‐ 戸田中央とか、日立とか、新興勢力というか、戦力アップのチームが出てきていますが試合をしていて感じるものはありますか

そうですね、やっぱり、年々、上位下位との力の差というのが無くなってきているように見えますし、また今年からは、外国人投手のイニング制限も無くなって、よりハイレベルな試合展開が想定されるので、そういった意味では、どのチームも、油断することなく、戦っていかなければいけないのかな、と思っています。

 

■ 去年は、体力的な疲労よりも、心身的な疲労が...なんかやっと1年終わったと

‐‐ 去年、決勝トーナメント終了後のインタビューで『今年は良く投げたなぁ』って言葉が、上野投手からでてきたのですが、あまり上野投手から聞いたことのない言葉だったので、インパクトがあったのですが、そうとう疲労感は溜まっていたのですか

そうですね、去年は世界選手権もありましたし、とにかく『フル活動で試合をしたな』っていう疲労感は、いままで以上にあったかなと思います。

‐‐ 体の疲労もそうだと思いますが、内面的な疲れもあったのですか

もちろん、それもありますね。やっぱり、体力的な疲労よりも、心身的な疲労と言うか、なんかやっと一年終わったというか、こうちょっと一つ、荷が下りたというか。
でもね、新しいスタートが始まるという事で、また気持ちを引き締めて行かなければいけないですし、去年は特に、シーズンが終わってからは、終わった感を感じましたね(笑)

‐‐ 終わった感と言う意味では、シーズン終了後の代表合宿なども外れていましたが、気分転換に旅行とか行ったんですか

いや、合宿に行ってないから休みというわけではないので...もう自分の時間を有意義に過ごしたというか、やりたい事をやる、そういう時間に費やしました。

‐‐ リフレッシュして、今シーズンのキャンプには入れましたね。

そうですね。毎年、同じ事の繰り返しですし、もう10何年この生活をしているので、毎年、特別変わった事は無いんですけど、また本当に、1年が始まるな、という思いで、キャンプインしました。
いまは、《いいよリーグ戦が始まるな》って、そういう時間と共に気持ちを、試合に向けて集中させている、そういう段階です。

 

‐‐ リーグ戦といえば開幕戦は、ここ数年、トヨタ自動車との対戦が続いていますが、

まあ、お互いに良く知っている相手でもあるので、もう本当に、特別な感情はないというか、ただやっぱり、1点勝負になるっていうのは、あらかじめわかっているので。
もちろん、自分自身が良いピッチングをするというのが前提なんですけど、とにかくチーム力で...去年の決勝では、そのチーム力の差を感じたので、今年は、チーム力、1人の力では無くて、やっぱりチームとして、どう向かっていくか、戦っていくか、どう勝ちを掴み取っていくか、っていう事を大事にしながら、戦って行きたいなと思っています。

‐‐ トヨタ自動車は、ピッチャーも打線も、他のチームとは違いますか

そうですね、投手力については、ズバ抜けていますし、もちろん、チーム力としても、スタメンが安定して、ベテランと、中堅選手が年齢と共に、安定感を増しているチームだと思うので、そこは自分達が食い込んで行けるように、まあ、うちは、若い選手をどんどん使っていくチームだと思うので、若い選手にある意味、いい勢いを貰いながら、食い込んでいけたらいいのかなと思っています。

‐‐ そうなると、トヨタ自動車との開幕戦は、シーズンを占う重要な一戦になるわけですね

そうですね、やっぱり、試合をしていて、一番緊張感もありますし、どのチームもいいスタートを切りたいと思って戦っていくと思うので、そういった意味では、もちろんうちもそうですけど、いいスタートを切って、リーグ戦を勝ち抜けたいな、戦って行けたらいいなとは思っています。

‐‐ 最後に、ソフトボールファンへメッセージを

今シーズンもいよいよ日本リーグ、始まります。来年に五輪を迎える大事なシーズンですので、ぜひ沢山の応援お願いします。

【第52回日本女子ソフトボールリーグ 開幕節】
4/13(土)10:30~ 名古屋・パロマ瑞穂野球場 ビックカメラ高崎×トヨタ自動車

【第一節】
4/20(土)13:00~ 宮﨑 ビックカメラ高崎 × NEC
4/21(日)13:00~ 宮﨑 ビックカメラ高崎 × 伊予銀行
【第二節】
4/27(土)10:30~ 群馬・太田 ビックカメラ高崎 × デンソー
4/28(日)10:30~ 群馬・太田 ビックカメラ高崎 × 戸田中央総合病院

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(Write&Photoよこいみちひと)

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