戦前、学校で最初に習う文字は「カタカナ」だった

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カタカナの基礎知識

現在の使われ方

現在、カタカナは外来語や外国語、外国の方の名前や外国の地名、専門用語や動物や植物の名前、『擬音語(ぎおんご)』や『擬態語(ぎたいご)』などに使われています。
『擬音語』とは、“ゴロゴロ”や“ザアザア”といった“音”を表すときの言葉。
『擬態語』とは、“キラキラ”とか“ツルツル”といったような、“音ではなく、何かの動きや様子”を表すときの言葉です。

最初に習う文字がカタカナだったワケ

子供にとっては書きやすいから!?

ひらがなに比べると使われる機会が少ないカタカナですが、明治時代から1947年(昭和22年)まで、子供たちが学校で最初に習う文字はカタカナだったそうです。

小学校の教科書でもカタカナが使われていましたが、それは教科書の文字をお手本にして書くとき、カタカナの方がマネしやすいから…という理由からだそうです。
カタカナの場合、文字が直線で構成されていますよネ。
それに対して、ひらがなの場合、曲線で構成されています。
子供にとって書きやすいのは直線が多いカタカナのはず…という理由から、カタカナが使われていたそうです。

いつから変わった?

教科書だけでなく、公式の文書にも漢字とカタカナが使われていました。
モチロン、ひらがなも使われていましたが、現在のようにカタカナよりも使われるようになったのは、戦後になって教育方針が変わってからだそうです。

 

■杏樹の感想

私は帰国子女ですが、カタカナが苦手で…(汗)。よく英語をカタカナで表記していますが、カタカナで書かれるよりも英語表記の方が読みやすいです。

何となくカタカナに対して苦手意識があるので、逆にいろいろ知りたくなって、今回のテーマが『ひらがな&カタカナ』になりました。ひらがなとカタカナの誕生の経緯、奥が深いですネ。

スズキ・ハッピーモーニング 鈴木杏樹のいってらっしゃい

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